エベレスト街道トレッキング日誌

1月6日 (火) カトマンドゥでトレッキング準備
ピサン・ピーク登山が終わり、カトマンドゥに戻って3日間の休養後、エベレスト街道トレ
ッキングに出かける。体力の消耗は否めないが、高度順化ができていることだし、登山
隊のように一日の遅れは気にすることもない。2人で山を眺めながらのんびり歩こう。
1月7日 (水) カトマンドゥ発8:10⇒ルクラ着8:55⇒パグディン着14:20
今回はコスモ・トレック(現地エージェント)にお世話になっていたので、送迎係りがマナ
スルホテルに来てくれて6時過ぎに空港に向かう。
空港にはガイドのPギャルツエンさんと娘のドルマ デキ シェルパちゃんがすでに待っ
ていてくれた。Pギャルツェンさんの実家がターメ村(ナムチェから2〜3時間)にあるため、
冬休みに入っているドルマちゃんを連れて行くという。
2時間待ってルクラ行きの小型プロペラ機が飛び発った。20人ほどしか乗れない小さな
飛行機はコックピットが丸見えで、騒音から耳を守るため綿栓をつめる。
ルクラ(2784m)ではポーターを1人雇って私たちの荷物をお願いする。私は2度目のこ
の街道であるが、以前よりロッジ゛が増えたように感じた。パグディン(2623m)までの小
さな登り下りの多い道を歩き、途中ニレカ・ピーク(6159m)を目指した北海道隊に出会
う。

Pギャルツェンさんとドルマちゃん ルクラ⇒パグディン マニ石

ルクラ⇒パグディン
1月8日(木)パグディン発9:00⇒ナムチェバザール着16:15
パグディンのロッヂを発ってモンジョにあるチエックポストを通過する。小石や石段の多
い道が続き、硬い石の上ではクッションが無く膝には悪いと感じた。
昼食に1時間15分を費やし再び歩き始める頃、雲が出てきて寒くなってきた。ドードコシ
にかかる吊り橋を渡り、いよいよナムチェに至る急な坂道の登りに入るが、一気に約600
mの登りではビスターリを繰り返す。途中で初めて見える筈のエベレストは雲の中。それ
にしてもドルマちゃん、5歳というのに殆ど自分の足で歩くなんて、カトマンドゥ生まれで
もやっぱりシェルパ族の血は争えないものなのか?

8日 タムセルク南面 ベンガール村より
1月9日(金)
ナムチェバザール発9:30⇒エベレストビューホテル12:50ナムチェ着15:20
ナムチェバザールに着いても高度の影響が出ないのが嬉しい。今日はエベレストビュホ
テルまでのトレッキングをすることになる。丘を登り山並みの展望を楽しみながらヤクカ
ルカを通り、ホテルへの道を辿る。ホテルの外観は木立に隠れて見えないが(自然の景
観を損なわないようそのように建てているとか)素晴らしい庭園の中に建っている。テラ
スでは外人のグループもいて賑わっている中待望のミルクティーが美味しい。アマダブ
ラムが目の前で屹立しているが、又してもエベレストは雲の中。
ナムチェバザールからクワンデを望む アマダブラムと背比べ

エベレストビューホテル付近のトレッカー エベレストビューホテル テラスにて
1月10日(土) ナムチェバザール発9:40⇒タンボチェ着15:50
土曜日とあってバザールを見学する。最盛期はまだまだ賑わうそうであるが、それでも沢
山の人々が売り買いしていた。
丘を登り、尾根の中腹につけられた緩やかな道をプンギ目指して歩く。バザールで買い
物を済ませたヤク隊に追い越されながら、吊り橋を渡ってプンギにて昼食をとる。ここから
600mの高度差を登ってタンボチェ(3860m)に着いた。

バザールにて肉を売る人 洋服屋さん

キャンズマ手前の峠から初めてエベレストを望む 街道でのシェルパーニ
1月11日(日) タンボチェ発9:30⇒パンボチェ11:30〜11:50⇒タンボチェ着13:00
夫とPギヤルッエンはパンボチェ(3901m)までを往復する。戻ってからタンボチェ寺院
へのお参りに出かける。裏に回って5分ほど歩いたところの、故加藤保雄の慰霊碑までP
ギャルツエンさんが案内してくれた。夕方から小雪が降り始めエベレストもアマダブラムも
ローツェも雲に包まれて、ここにはカトマンドゥでは想像できないヒマールの美しさと寒さ
があった。
1月12日(月) タンボチェ発8:15⇒ナムチェバザール着14:45
トレッキングの折り返しに入り、今日はナムチェに戻る日だ。元来た道を振り返りながらゆ
くりと下る。途中、山岳博物館に寄るがここからはテンギ・ラギ・タウ(6943m, 2002年
10月〜12月北海道山岳連盟隊が初登頂)がよく見えた。
しばらく肉を口にしていなかったので夕食にはヤクステーキを食べてみたが思いの外、美
味しく食べられた。

お買い物 ナムチェ近くにての休憩
1月13日(火) ナムチェバザール発10:15⇒パグディン着15:50
ドルマちゃんの到着を待ってナムチェを後にする。途中の昼食はチャパティ、ボイルドエッ
グ、トマトスープなどを食べるが、エッグは必ず2個出てくるのが常らしい。
パグディンのロッヂは「ナマステ ホテル」とはなんと可愛い名前だろう。ここでは珍しく北
見からきたという男性に会う。シーズンオフではトレッカーは本当に少ない。
1月14日(水) パグディン発9:00⇒ルクラ着11:45
低いガスが垂れ込めて、気温は3℃と肌寒い。ルクラまでの道のりはやはり登り下りが
多くて大変と感じる。午前中にルクラに着いたが、ロッヂの中はストーブの火もチョロチョ
ロで重ね着しても寒かった。このガスでカトマンドゥからのフライトは一便も無かったとの
こと。明日は大丈夫かな?ナムチェでもルクラでもテレビが随分普及していて驚いた。
1月15日(木) ルクラ発12:45⇒カトマンドゥ着13:30
ガスもなく予定通りカトマンドゥに帰り着いた。相変わらずの暑さに閉口した。
16日〜17日カトマンドゥ ギャンジュンホテルに滞在。北見の大雪をテレビで知る。
深夜ネパールを発ち、18日午前11:30分関空着。33日振りに無事に日本に帰国した。

平成16年1月15日
トレッキング終了日ルクラの飛行場にて