’08年バイエルン旅行記(4)
2008年5月20日(火)


雨のヴィース教会

 旅行も中盤、4日目となりました。ミュンヘンからローカル線を乗り継いで80分、ショーンガウ駅に降り立った私たちを、出迎えてくださったのはネッ友「はっちさん」です。去年も近く(シュトゥットガルト)まで来ていながら会えなかったはっちさんとの感激の初対面です!でも、いつもネットでおしゃべりしてるから、すぐに打ち解けちゃうんですけどね(^_-)-☆
 「ご希望のところへご案内しますよ」というお言葉に甘えて、はっちさんの車でヴィース教会に連れて行ってもらうことになりました。
 あたり一面に広がる緑は牧草地でしょうか。そんな緑の丘の一角にポツンと建つ教会。あ~、昔と全く変わってないわ~。
そうなんです。ここは私が20ウン年前に訪れた、思い出の教会。何しろその時生まれて初めて飛行機に乗り、初めての海外旅行でドイツに来て、こんな美しい教会に出合ってしまったんです。その感激たるや、とても言葉では言い尽くせないものありました。今回再びここへ来ることにしたのは、ぜひジークフリート氏にもこの美しい教会を見せてあげたいと思ったからです。
 簡素な外観とは対照的な、ロココ様式で作られた教会の内部。金色に輝く装飾、柱に施された彫刻、柔らかな色彩で描かれた天井画など、どこを見てもその美しさと豪華さには圧倒されます。
教会の中では、ドイツ国内はもとより世界各地から訪れているのでしょう、大勢の観光客が見学していました。私もそんな中に混じって、説明を聞いたりカメラで撮影したりしていました。
 すると、不意にオルガンの音が響き渡りました。ざわついていた教会の中が一瞬にして静まり、みな耳を傾けます。後方を見上げたら、光で照らされたパイプオルガンが見えました。
 バッハの「主よ人の望みの喜びよ」や、なぜかベートーヴェンの「歓喜の歌」など馴染みのある曲が次々流れてきて、1曲終わるごとに拍手が湧き起こります。観光客向けのサービスだったのかしら?
 思いがけなくヴィース教会のオルガンの音色を聴けて、幸運でした(*^^)v

バイエルンの素敵なおうち 

 雨のヴィース教会を後にして、はっちさんのお宅に向かいました。お宅は、ミュンヘンの南側、人口2000人ほどの小さな村にあります。でも、途中に案内してもらった村の教会があまりに立派なのにびっくり。もちろんパイプオルガンもあるんです。こんな小さな村にもこんな立派な教会があるなんて、改めて文化の違いを感じました。
 はっちさんのお宅に到着すると、なんと可愛いニャンコが私たちを出迎えてくれました。ジークフリート氏にあごを撫でられてご満悦なドナルドくんです。
 はっちさんの家は、外観も内装もウッディでいかにも住み心地がよさそう。室内には可愛らしいバイエルン風(なのかな?)の家具や調度に加え、はっちさんお手製のファブリックがあちこちにあしらわれていて、本当にすてき!
 図々しくも全部のお部屋を見せて頂いて、「うわ~、可愛い」「素敵ね~」「こんな家に住んでみたいのよ~」などと、大はしゃぎしてしまいました(^^ゞ はっちさん、お騒がせしましたm(__)m
 あいにくこの日は曇り空で山の景色は見えませんでしたが、それでも緑の牧草地の広がるのどかな景色が目に飛び込んできます。晴れた日にはドイツアルプスの美しい山々が一望できるんですって。それはそれは日本のどんな別荘よりも素敵です(って別荘に縁がないので分かりませんが^_^;)
 ダイニングは、大きなテーブルとL字に置かれた布張りのチェアがおしゃれで温かな雰囲気。ここでのおしゃべりタイムは、私たちのために早起きして焼いてくださったという、キッシュロレーヌとさくらんぼのケーキを頂きながら。と~っても美味しくて、おかわりして頂きました。(画像ははっちさん撮影の食いしん坊夫婦^_^;)
 ダイニングからベランダに続くガラス扉の向こうでは、デイジーちゃんが「わたしも中に入れて欲しいニャ~」って顔をしてずっとのぞいていました(^_^;)。ごめんね~。
 実は、今日ははっちさんのご主人M氏がひと月半ぶりに帰ってくる日。せっかくだからぜひM氏にもお会いしたいし、ということで、私たちもはっちさんの車に乗せて頂き、ミュンヘン空港でお出迎えすることとなりました。
 1時間半の快適なドライブを終えて空港に着くと、傍らに大きな荷物をいくつも積み上げたM氏が先に到着して待っていました。長身でかっこよくて、笑顔が優しくて、おまけに口を開けば楽しくて、M氏、最高でした(^o^)!長いフライトでお疲れでしょうに、この後私たちをミュンヘン駅近くのホテルまで送って下さったのですが、その間もギャグ連発のおしゃべりで、またまた愉快なドライブとなりました。
 今日ははっちさん&M氏に会えて本当によかったです。バイエルンの素敵な家での温かいおもてなし、忘れられない旅の思い出です。はっちさん、M氏、ありがとうございました。


ブラームス2番

 今夜は20時からのミュンヘンフィルの演奏会を聴きます。会場はガスタイクの大ホール、見やすくて聴きやすくて音も良くて、とてもいいホールです。
 5年前にここへ来た時は、公開リハーサルでブルックナーの5番を聴きましたっけ。この時はどちらかというとジークフリート氏の好みで選んだコンサートだったけど(^_^;)、今回のブラームスの2番は「さわぴー家お気に入りベスト3」にも数えられる曲!だから、今回の旅行の中でも、最も楽しみにしていたコンサートでした。
 座った席は2階の舞台下手側。どんな風に聴こえるのか、バランスが悪いんじゃないかと心配していたのですが・・・演奏の素晴らしさにいつの間にかそんな心配は吹き飛びました。
 今日のプログラム、予定では1部がブラームスのヴァイオリン協奏曲、2部が交響曲第2番でした。ところが、最初にシューマンの序曲がオマケに付きました!どうやら、前回行なったこの曲の録音が上手くいかなかったようで、今から録り直しするんだとか。あらら、1曲余分に聴けてラッキーだわ~!(^_-)-☆ 今日録り直したシューマンはバッチリの出来だったらしく、指揮者のティーレマンもニコニコ顔で、めでたしめでたし(^^)
 続いてのヴァイオリン協奏曲は、ソリストのレオニダス・カヴァコスが甘さを抑えた堅実な演奏で渋くまとめてくれました。演奏後、会場は「ブラボー」の声が飛び交い、拍手喝采。
 そしてなんといってもこの日の圧巻は2部に演奏されたブラームスの2番です!なんとも心地よいテンポ設定に素晴らしいバランス、木管楽器が抜群に上手くて私のツボにはまってくれました。それに第2主題を奏でるチェロとヴィオラの、泣かせてくれることと言ったら・・・。
 第4楽章を聴き終えるまで夢心地だった私です。あ~、ここでこの曲を聴けて幸せでした。
6. Abonnementkonzert F der Münchner Philharmoniker
Leonidas Kavakos, Violine
Leitung: Christian Thielemann (MPhil)
♪Robert Schumann / Ouvertüre zu »Hermann und Dorothea« h-Moll op. 136
♪Johannes Brahms / Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 77
♪Johannes Brahms / Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73