A)「存続を求める会」の今後の取り組み
シンポジウム会場で、出席者の方々から、今後の会の進め方について、活動の方向性を示すべきだとか、シンポジウムに参加できなかった人々が活動に加わるとしたら、どういった方法があるのか、といった指摘があったほか、メールでも同様の問い合わせや質問が数多く寄せられました。
そこで、この点が最大の懸案でもありますので協議しました。その結果、会としては、次のように取り組んでいくことにしました。
1)会の原点でもあるテレビ朝日報道番組「ザ・スクープ」の存続を求めるという点に活動の軸を置くこと。
2)その際、テレビ朝日は、われわれ視聴者の声などを踏まえて、3ヶ月に1回程度の「ザ・スクープ」スペシアルを番組展開すると表明しているが、週1回のレギュラー番組として継続することを求めると同時に、現在のローカル番組を全国ネットに復活させるように求めること。
3)そのために、視聴者の方々から、存続を要望する署名を集め、それをもとに、テレビ朝日の経営主体である全国朝日放送代表取締役社長の広瀬道貞氏に対して要望していくこと、4)番組がいったん打ち切られる今年9月以降も、粘り強く要求実現に向けての活動を行うこと、ただし、活動目標としては、次の番組改変期である2003年4月までを1つの期限とすることーーなどです。
B)当面の活動
1)視聴者の方々向けに、番組存続を求める要望書をつくり、われわれのホームページでその要望 書をダウンロードして印刷できるようにする、2)シンポジウムに来ていただいた方々や、それ以外に、メールで会の活動に賛同を表明いただいた方々に連絡を差し上げ、9月24日までに署名を、会の連絡先まで送っていただく、3)9月25日か26日に、それら署名を、広瀬道貞国朝日放送代表取締役社長に手渡し、会の総意を伝える、4)その際、広瀬社長を含めテレビ朝日番組製作者らとの間で、出来れば、8月24日のシンポジウムで出たテレビジャーナリズムのあり方をめぐる意見などを踏まえて、調査報道番組をめぐる問題について、さままざまな議論を行なうーーなどです。
C)今後の活動を進める上での検討課題
今回の報道番組「ザ・スクープ」打ち切りについて、視聴者がテレビ局に対し、打ち切りに関する説明責任を求めたり、番組自体の存続を求めるといった形で、視聴者自身が、新しい試みとして、さまざまなアクションを起す、という基本的な考え方を、会としては、何よりも大事にします。そこで、今後の検討課題として、たとえば、
1)番組トラストが可能かどうか検討してみる。いろいろな方法が考えられるが、視聴者を軸に会員制による法人をつくって、一定の資金をもとに番組を買い取る。賛同する企業スポンサーと提携して視聴者と企業がタイアップすることも可能。
2)番組のスポンサー企業に対して、問題提起型のアンケート調査を行なう。具体的には、報道番組「ザ・スクープ」打ち切りを事前に聞かされていたか、存続を求める視聴者の動きが出るような報道
番組が打ち切られることについて、スポンサー企業として、どう受け止めるか、テレビ局にアクションを起す考えはあり得るか、といった調査を検討してみる。3)電通を含めた広告代理店に対して、視聴者本位、スポンサー企業本位の番組制作に関する考えを打診すると同時に、視聴者が支えようとする報道番組「ザ・スクープ」のスポンサーを名乗り上げる企業探しを依頼するーーなど
があり、今後、検討してみます。
D)会そのものの運営
会そのものは、2003年4月まで期限を切った会ながら、シンポジウムに来ていただいた方々や、それ以外に、メールで会の活動に賛同を表明いただいた方々など視聴者への連絡報告や案内などを手がける必要があり、事務局を含めて、何らかの組織が必要でないか、ということが議論になりました。その結果に関しては、以下のとおりにすることにしました。
1)「存続を求める会」の形で継続し、会の運営などにかかわる発起人は今後、世話人という名称
に変更し、それぞれの世話人は、ボランタリーに、活動に参画していく。
2)会費は集めず、カンパを集めたり、世話人の寄付などで運営費をまかなう。
3)このため、会報発行・郵送などコストの伴うものは限界があり、現状のホームページを通じた活動報告の連絡や案内という形にする。
4)会員募集に関しては、マスコミルートを含め、あらゆる場を通じて活発に行う。
などです。