某日本公式サイトのインタビュー記事があんまりにあんまりな日本語になってたので、 公式サイトのデヴィッド・ウェナムインタビュー記事 をふつつかながら急遽試訳。
原文読んだときは、さすが公式サイト、聞くほうも展開を知り尽くしておるな、そつなくストーリーの設定を聞きだしてるじゃないか、聞かれるほうもネタばれになりそうなところはうまく作品に関する感想だけ言ってるな(単に編集が全く進んでなくて筋が不明でそれしか言うことなかったのかもしれないが)、んでもって現場に対する敬意もあるぞ、という好印象を持ったインタビューだったのに〜。あんまりだ〜。あああ、どこまでも悲運のファラミア/ウェナム。(Jan. 04, 2004 by だかつ aka serpentine)
デヴィッド・ウェナム、ゴンドールの悲運の指揮官を分析
「ロード・オブ・ザ・リング」の登場人物の中でも、ファラミアはもっとも複雑なキャラクターといえる。書物に通じた指揮官…疎まれながらも父に尽くす息子…肩を並べることもかなわぬ偉大な男の弟…ひとつの指輪を手中におさめられる立場にありながら自らの意志で手放す男。
面白い役である。デヴィッド・ウェナムはこの役を演じられて幸せ者だと自ら言う。今回はこの人気上昇中のオーストラリア人俳優が、ファラミアの戦い、壮麗なるミナス・ティリス、白き都をめぐる叙事詩の如き防衛戦について語る。
「王の帰還」でファラミアを待ち受けているものは?
この物語の間中ファラミアは途方もない葛藤や戦に直面している。しかも「王の帰還」ではすべての物事が悪化する。彼にはずっととんでもない重圧がかかっていたんだけど、要は、それが破たんするわけだ。すべてのプロットの確執が山場を迎える。
ゴンドールの執政である父デネソールとの結びつきはどうなってます?
デネソールは狂気の一歩手前の状態で、ファラミアに部隊を率いてサウロン軍に特攻をしかけるようにと、無茶な命令を下す。それでも彼は父親を愛しているから、そんな命令にもあらがうことなく出陣するんだ。
兄ボロミアの存在の影に隠れて評価が低いことについて、ファラミアはどう考えているのでしょう?
自分では父親の期待に応えられないことをファラミアは自覚している。ボロミアが父親の自慢の息子だったし。ボロミアは豪快な武人だったけど、ファラミアは思索家タイプで、泥沼化した戦局で軍を率いる役目を無理矢理まかされたかたちだ。ボロミア亡き後は、ガンダルフが言っているように、ファラミアが兄の分も含め2人分の仕事をしている状態。
あれ、ファラミアも優れた武人では?
うん、そうだね。何をも恐れず、国を思い武術に長けている。 ゴンドールのためならば命も惜しまないだろう。
ペレンノール野の合戦について一言お願いします。ファラミアのオスギリアス退却が呼び水となってあの包囲戦が始まるわけですが。
ひとつの指輪をめぐる戦いでも最大級の戦だ。あの合戦というと、騎馬兵と馬をまず思い出すな。何百という騎馬兵スタントに混じって同じように馬に乗ってて、これ夢じゃないよな〜と自分をつねってみて、本当に自分はなんて運がいい男なんだ〜と思ったなあ。
ミナス・ティリスのセットが素晴らしいそうですね。
すごいよ。ウェリントンの採石場に巨大なセットがあってね。大きさも威容を誇っていたけど、細かいところまで精妙で素晴らしくて。仕事そっちのけで中を見て回っちゃった。見だしたら夢中になっちゃって。
「王の帰還」はファンの期待に応えられそうですか?
めちゃめちゃ期待されているのを承知の上で言うけど、期待に応えられるのはもちろん、期待を上回るんじゃないかな。「王の帰還」は元々ピーター・ジャクソン監督イチ押しの作品だし。
この作品で一番印象に残っているものを挙げるとしたら?
僕としては、美術デザイン。規模もさることながら、その細部にいたるまで手を抜いてないことに圧倒された。セットや衣装、武具、甲冑製作には想像を絶するような手間と愛情が注ぎ込まれているし。関係者が美術デザインに費やした労力を考えると、畏れ多いよ。映るものすべてが真実として見えなければならない、真に迫っているだけじゃ不足だというんだ。本当にこの作品に関わることができて幸運だと思っている。
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