乙4危険物試験乙4類危険物
試験時間:120分
合格目安:各科目60点以上
《1.基礎的な物理学及び基礎的な化学》
問1燃焼に関する記述のうち、誤っているものはどれか
(1) 燃焼は、一般に光と熱の発生を伴う酸化反応である
(2)可燃性液体は、発火点以上に加熱すると窒素ガスの中でも発火する
(3)燃焼速度は酸素の供給量が多いほど速い
(4)可燃性液体は、その表面から発生する蒸気が空気と一定の比率で混合して燃焼する
(5)一般に可燃物の温度が高いほど燃焼速度が速いといえる
問2酸化または還元に関する次の記述のうち、誤っているのはどれか
(1)金属単体は、電子を出して陽イオンになるので酸化剤といえる
(2) 還元とは、ある物質が酸素を失ったとき、または水素を得たときをいう
(3)酸化および還元は同時には起きない
(4)他の物質と作用して還元をおこさせる物質を酸化剤という
(5)木炭が燃えて二酸化炭素になる化学変化を酸化という
問3次の記述のうち、誤っているのはどれか
(1)金属には陽イオンになりやすいものと、なりにくいものがある
(2) 液体に物質が溶解したものを溶液という
(3)ナフタリンが液体の過程を通らずに気体になることは昇華現象の一つである
(4)分解とは、一つの物質から元の物質とまったく異なった2つ以上の物質ができることをいう
(5)エチルアルコールに水を加え、アルコール水溶液とすることは化学変化に該当する
問4次に掲げる用語の解説として、誤っているのはどれか
(1)融解→液体が固体に変わる事をいう
(2) 潮解→固体物質が空気中の水分を吸収して溶けることをいう
(3)溶解→液体中の物質が溶けて均一になることをいう
(4)分解→1つの物質から2つ以上の新しい物質ができることをいう
(5)昇華→固体が蒸発して、液体を経由しないで直接気体になることをいう
問5次に掲げる消化剤の主な消火効果について、最も適当な組み合わせはどれか
泡二酸化炭素消火粉末水
(1)冷却窒素窒素抑制
(2)冷却冷却窒素抑制
(3)窒素窒素抑制冷却
(4)窒素冷却抑制冷却
(5)抑制冷却窒素冷却
問6静電気に関する記述として、誤っているものはどれか
(1)引火性液体の危険物を取扱う上で静電気の蓄積が問題とされる理由は、危険物が加熱されて引火点以上になるからである。
(2)2種類の電気の不良導体を互いに摩拝すると、一方に+の電荷が、他方に−の電荷が生じる。
(3)ベンゼンやガソリンを合成馴旨製のパイプを使用して流す場合、流速を上げると静屯気が発生しやすくなるので注意する必要がある。
(4)静電気は、空気中の湿度が低いときに発生しやすくなる。
(5)静電気による放電のエネルギhは、静電容量と電圧に関係する。
問7蒸気比重が1より大きいという場合、何に対して大きいのか。次の中から選べ
(1) 水
(2)ガソリン
(3)酸素
(4)空気
(5)不活性ガス
問8次の記述のうち、誤っているのはどれか
(1)不燃性ガスは燃えないガスであるが、他の物質と反応することはある
(2)不活性ガスは、それ自体燃える性質をもたないだけでなく、他の物質と反応する性質ももたない
(3)酸とアルカリが中和反応をするときに生ずる熟を中和熟という
(4)2つの物質の質量を同じにしても体積が同一になるとはいえない
(5)灯油と軽油とは同素体である
問9熱移動に関する記述として、誤っているのはどれか
(1)対流とは、物体の循環運動に伴う熱移動の現象をいう
(2)流体における熱移動は、主として伝導による
(3)熱伝導率は、気体では一般的に小さいが、金属では大きい
(4)火炎による熱移動では、放射が大きな役割を果たすことが多い
(5)放射熱は、高温物体と低温物体のそれぞれの絶対温度の4乗の差に比例する
問10化学変化に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)化学変化の前後において分子数の総和は常に一定である
(2)1つの化合物において、成分元素の質量比は一定である
(3)2種の元素が化合物をつくる場合、一方の元素の一定量と化合する他方の元素の量は、簡単な整数比をなす
(4)すべての気体は、同温、同庄のもとでは同体積内に同数の分子を含んでいる
(5)互いに反応する気体および反応によって生ずる気体の容積は、互いに簡単な整数比をなす
《2.危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法》
問1ガソリンの貯蔵・取扱い上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか
(1) 屋外で扱う場合は、風下に火気がないことを確認する
(2)容器に入れるときは、空間をとる
(3)屋内で扱う場合は、発生した蒸気が滞留しないよう換気を行う
(4)静電気を発生しやすいので、詰替え作業時等には注意する
(5)貯蔵は、引火点以上の場所で行わなければならない
問2第4顆の危険物の主な危険性について、次のうち誤っているものはどれか
(1)流動性があるので、火災が拡大しやすい
(2) ほとんどのものが自然発火する危険性がある
(3)電気の不良導体のものが多く、静電気を発生しやすい
(4)蒸気は空気より重く、低所に滞留する
(5)火花により引火する危険性がある
問3石油類の貯蔵・取扱い上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか
(1)発生する蒸気を拡散させないため、取扱場所の通風、換気は行わない
(2) 発生する蒸気は空気より重いので、火気を扱う場所よりも低い場所で取り扱う
(3)容器に入れるときは若干の空間容積を残して、密栓する
(4)火気や高温体との接近を避け、可燃性蒸気が漏れないように注意する
(5)静電気火花で着火することがあるので、静電気が蓄積しないような方策をとらなければならない
問4第四石油類について、次のうち誤っているものはどれか
(1)加熱して取り扱う場合は、火災の危険性が高い
(2) 常温で貯蔵しているときは、引火の危険はない
(3)霧状であれば、火がつきやすい
(4)常温では固体である
(5)ギヤー油やシリンダー油などが該当する
問5静電気について、次のうち正しいものはどれか
(1)静電気による火災は感電する危険がある
(2) ガソリンを取り扱う場合には、静電気が発生しやすい
(3)静電気は灯油のような電気の不良導体には蓄積されない
(4)静電気は空気中の湿度が高いときに蓄積しやすい
(5)流体には静電気が発生しない
問6ガソリンの火災に棒状注水による消火は適当でないが、その理由として最も適当なものは次のうちどれか
(1)ガソリンは引火点が低いので、冷却効果がないから
(2)火勢が強く、注水しても水がとばされてしまうから
(3)ガソリンは水より軽く、水に溶けないので、燃焼面を拡大する危険があるから
(4)燃焼温度が非常に高いので、水が蒸発して消火効果がなくなるから
(5)ガソリンは燃焼熱が高いので、高温で水と反応して水をはじく危険があるため
問7灯油について、次のうち誤っているものはどれか
(1) 別名ケロシンともいい、家庭用燃料油として用いられている
(2)引火点は40〜70℃くらいである
(3)電気の不良導体であり、静電気が発生しやすい
(4)一般に無色の液体で、水より軽く、水に溶けない
(5)発火点は500℃以上でガソリンより高い
問8重油について、次のうち正しいものはどれか
(1)加熱しても危険はない
(2)引火点は高いが、いったん燃えると消火しにくい
(3)揮発性が高いので、引火に注意する
(4)灯油、軽油と比較して引火点が低い
(5)水よりわずかに重い液体である
問9動植物油類について、次のうち誤っているものはどれか
(1)アマニ油は乾性油である
(2)蒸発しにくい液体なので、自然発火もしにくい
(3)ヨウ素価の大きい油は、自然発火しやすい
(4)乾性油、半乾性油および不乾性油に分類される
(5)不乾性油は、最も自然発火の危険性が高い
問10灯油を取り扱う場合、静竜気による事故を防止するための措置として、次のうち誤っているものはどれか
(1)タンクローリーに積み込むときは、接地する
(2)衣服は、合成繊維のものを避け、天然繊維のものを着用する
(3)タンクローリーから地下タンクに下ろすときは、接地する
(4)タンクに注入するときは、できるだけ流速を速くする
(5)室内では、加湿装置等により湿度を高くする
《3.危険物に関する法令》
問1次に掲げる(ア)から(キ)までの各危険物の指定数量として、正しい組合せはいくつあるか
(ア)アルキルリチウム・・・20kg
(イ)二硫化炭素・・・50リットル
(ウ)第1種酸化性固体・・・50也
(エ)ニトロソ化合物(第1種自己反応性物質に該当)・・・20kg
(オ)過酸化水素・・・1000kg
(カ)エチルアルコール・・・400
(キ)レオソート油−1000
(1) 1つある
(2)2つある
(3)3つある
(4)4つある
(5)5つある
問2危険物を運搬する場合、災害の発生するおそれのある物品と混載することが禁止されているが、第4頬の危険物を運搬する場合に混載することができないのは次のうちどれか。ただし、運搬する危険物は指定数量以上とする
(1)内容積120リットル未満の圧縮天然ガス
(2) 第2頬の危険物
(3)第3顆の危険物
(4)内容積120リットル未満の不活性ガス
(5)第6頬の危険物
問3屋外貯蔵所において貯蔵することができる危険物が制限されている。次に掲げる危険物のうち、屋外貯蔵所において貯蔵することができないものはいくつあるか。
ギヤー油、クレオソート油、硫黄、アセトン、ギ酸、アセトアルデヒド、 酸化プロピレン、灯油、重油、バーム油、ガソリン、引火点30℃の引火性固体
(1)3つある
(2) 4つある
(3)5つある
(4)6つある
(5)7つある
問4指定数量以上の危険物を運搬する場合の記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)温度変化などにより危険物からのガスの発生によって容器内部の圧力上昇が予想される場合は、発生するガスが引火性を有するなどの危険性があるときを除き、ガス抜き口を設けた容器に収納することができる
(2) 車両には、縦0.3m以上、横0.3m以上の大きさのもので「危」と表示した標識を掲げる
(3)危険物または運搬容器が、著しく摩擦または動揺を起こさないように運搬する
(4)第4頬の危険物を運搬する場合、内容物220リットル未満の液化石油ガスを混載することができる
(5)運搬する危険物に適応する第5種の消火設備を備える
問5危険物取扱者免状または危険者取扱者に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)製造所または移送取扱所の管理権原者は、誰れでも危険物保安監督者になることができる
(2) 丙種危険物取扱者は、自ら危険物を取り扱うことはできるが、立会いの権限はない
(3)危険物取扱者免状は、全国どこでも有効である
(4)危険物取扱者免状の交付は、都道府県知事が行う
(5)製造所等において危険物の取扱作業に従事している危険物取扱者は、都道府県知事の行う保安講習を一定期間ごとに受講しなければならない
問6消防法に基づく危険物の規制に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)指定数量以上の危険物は、製造所、貯蔵所または取扱所以外の場所で貯蔵し、または取り扱うことはできないが、所轄消防長または消防署長の承認を受ければ、仮貯蔵または仮取扱いをすることができる
(2)危険物の運搬については、指定数量の倍数に関係なく危険法令の規定が適用される
(3)指定数量未満の危険物の貯蔵または取扱いの基準については、市町村条例で定めることとされている
(4)消防法に定める危険物には、液化石油ガスは含まれていない
(5)製造所等の位置、構造または設備を変更したときは、遅滞なくその旨を市町村長等に届け出なければならない
問7消防法違反とこれに対する命令との組合せとして誤っているのは次のうちどれか
(1) 製造所等の許可を受けないで指定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱っているとき=危険物の除去命令
(2)危険物保安統括管理者を定め、危険物の保安に関する業務の統括管理をさせていないとき=許可の取消命令
(3)完成検査済証の交付を受ける前に製造所等を使用したとき=許可の取消命令
(4)定期点検をせず、記録の作成などがなされていないとき=許可の取消し、または製造所等の使用停止命令
(5)危険物を貯蔵または取扱いの基準遵守命令に違反をしたとき=期間を定めて製造所等の使用停止命令
問8屋内貯蔵所の位置、構造および設備を変更しないで、当該貯蔵所で貯蔵し、または取り扱う危険物の品名および指定数量の倍数を変更する場合の手続きとして、正しいのは次のうちどれか
(1)変更しようとする旨を消防長(消防本部を置かない市町村にあっては、市町村長)または消防署長に届け出て承認を受ける
(2)消防長(消防本部を置かない市町村にあっては、市町村長)または消防署長に対して変更許可申請を行う
(3)変更しようとする日の10目前までに、その旨を市町村長等に届け出る
(4)市町村長等に対して変更許可申請を行う
(5)変更した後において、遅滞なく市町村長等に変更した旨を届け出る
問9給油取扱所または販売取扱所における取扱基準として、誤っているのは次のうちどれか
(1)移動貯蔵タンクから給油取扱所の専用タンクに危険物を注入するとき、当該専用タンクの注入口から1m以内の部分において他の自動車等が駐車することが禁止されている
(2)販売取扱所では、危険物は運搬容器に収納し、かつ、容器入りのままで販売することとされている
(3)販売取扱所では、塗料類などを一定の基準に適合する室で配合する場合を除き、危険物の配合または詰替えを行わないこととされている
(4)給油取扱所の灯油用固定注油設備には、自動車等の衝突を防止するための措置を請じなければならないこととされている
(5)給油取扱所で給油の業務が行われていないときは、係員以外の者を出入りさせないため必要な措置を請じることとされている
問10消防法に規定する製造所等の完成検査または完成検査前検査に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)屋外タンク貯蔵所のうち岩壁タンクは、完成検査前検査の対象となるものがある
(2)屋外タンク貯蔵所のうち地中タンクは、完成検査前検査の対象となるものがある
(3)液体の危険物を貯蔵し、または取り扱うタンクを有しない製造所等は、 完成検査前検査の対象にはならない
(4)完成検査は市町村長等が行うが、完成検査前検査は製造所等の危険物保安監督者が行う
(5)完成検査前検査が終了していなければ完成検査は受けられない
問11消防法第14条の2の規定に基づき予防規程を作成すべき製造所等は次のうちどれか。ただし、鉱山保安法および火薬類取蹄法の適用はないものとする
(1)指定数量の5倍の危険物を取り扱う製造所
(2)指定数量の30倍の危険物を取り扱う第2種販売取扱所
(3)指定数量の100倍の危険物を貯蔵し、または取り扱う屋外貯蔵所
(4)指定数量の120倍の危険物を貯蔵し、または取り扱う屋外タンク貯蔵所
(5)指定数量の150倍の危険物を貯蔵し、または取り扱う屋外タンク貯蔵所
問12製造所等の警報設備の基準に関する記述として、正しいのは次のうちどれか
(1)移動タンク貯蔵所には、いずれの警報設備を設置しなくてもよいこととされている
(2)警報設備の種類としては、自動火災報知設備、非常警報設備、ガス漏れ火災警報設備、漏電火災警報設備、消防機関に報知できる電話および警鐘がある
(3)第1種販売取扱所でも指定数量の5倍を超える危険物を取り扱う場合は、警報設備のいずれか1つを設置する義務がある
(4)一般取扱所にあっては、指定数量のいかんを問わず自動火災報知設備報設備を設置する義務がある
(5)給油取扱所には警報設備のいずれか1つを設置すればよく、自動火災報知設備を設置しなくてもよいこととされている
問13次の組合せが成り立つのはどれか
(1)予防規程の変更=消防長または消防署長の承認
(2)甲種危険物取扱者または乙種危険物取扱者の立会い=危険者取扱者以外の者の危険物の取扱い
(3)危険物保安監督者=丙種危険物取扱者
(4)危険物保安統括管理者=製造所等の保安検査の実施
(5)仮貯蔵・仮取扱い=市町村長等の許可
問14消防法第14条の3の2の規定に基づく製造所等の定期点検に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)定期点検は、療則として1年に1回以上行うこととされている
(2)給油取扱所でも地下タンクを有しないものは、定期点検の対象から除外されている
(3)移動タンク貯蔵所は、定期点検の対象とされている
(4)ガソリンを貯蔵し、または取り扱う地下タンク貯蔵所における定期点検は、危険物取扱者でなければ行うことはできない
(5)製造所等のうち一部のものは、一定期間ごとに内部点検を行うこととされている
問15消防法に規定する危険物についての記述として、誤っているのは次のうちどれか
(1)自然発生物質および禁止性物質の性状ならびに引火性液体の性状を併せもつものは第3類の危険物に該当する
(2)第二石油顆のうち塗料類その他の物品で、可燃性液体量が40%以下であって、引火点が40℃以上、燃焼点が60℃以上のものは危険物から除外することとされている
(3)第一石油頬とは、アセトン、ガソリンその他1気圧において引火点が21℃未満のものをいう
(4)動植物油類は、動物の脂肉などまたは植物の種子もしくは果肉から抽出したものをいい、一定の条件のもとで貯蔵されているものは危険物か ら除外することとされている
(5)重油でも引火点によっては第二石油顆、第三石油顆または第四石油顆に該当するものがある
___________________
解答
1 2 3
番号答え番号答え番号答え番号答え
1 2 1 5 1 3 11 3
2 3 2 2 2 5 12 1
3 5 3 1 3 2 13 2
4 1 4 4 4 4 14 4
5 3 5 2 5 1 15 5
6 1 6 3 6 5
7 4 7 5 7 2
8 5 8 2 8 3
9 2 9 5 9 1
10 1 10 4 10 4