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貿易実務講座:FOBとCIF

作成日 2005.12.26

作成日 2010.09.24

管理人:木津隆夫

通関士や貿易に興味がある。貿易実務検定試験に挑戦したい。銀行業務検定【外国為替】に合格したい! 国際舞台に飛び出したい。そんな貴方に!



 貿易実務講座:「FOBとCIF」
  

                合格祈願! 通関士受験のサプリメント
           平成17年 第5号 (平成17年3日13日発行)より転載

        訂正;平成22年9月24日
             会話の結論部分の記述に誤り(逆になっている部分)があると、
             読者よりご一報を頂き訂正いたしました。
             (訂正部分は太字にしました。)

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         今回のテーマは、「FOB と CIF」です。          学生と先生の会話をお楽しみ下さい。          学生:こんにちは。             宜しくお願いします。                先生:こんにちは。             貿易実務に興味があるそうですね。                学生:はい。             独学で少し勉強しました。             FOBとCIFの違いが分からなくて質問に来ました。                先生:そうですか。             説明する前に、費用負担とかリスク負担という意味は分かりますか?                 学生:実は、そこが問題なんです。             費用というのは、イメージが描けますが、             リスク負担のイメージが湧いてこないものですから・・                先生:そうですね。             私もそうでした。             分かりにくい概念ですね。             それでは、             日本の輸出者が FOB OSAKA US$600 で契約した場合の             費用負担、リスク負担はどうなりますか?          学生:はい。             FOBは、本船渡し条件ですから、             約束した商品を大阪港に停泊する外国貿易船(本船)             に積み込むまでの費用を輸出者が負担します。             つまり、             本船に積込むまでの費用は輸出者が持つという条件で、             取引価格が600米ドルです。             そして、リスク負担ですが、             万が一、本船に積込むまでに事故にあった場合、             輸出者が損をすることになります。          先生:その通りですよ。             分かってるじゃないですか。             それでは、FOB NEW YORK $700 の場合は?            学生:これが分からないんです。          先生:あれ、さっきと同じように考えればいいですよ。               学生:・・・・・          先生:それじゃ、ヒントです。             アメリカの会社から日本の会社に輸出すると考えてください。               学生:なるほど。             アメリカの輸出者が、             約束した商品をニューヨーク港に停泊する本船             に積み込むまでの費用を負担します。             その価格が700米ドルです。             そして、リスク負担ですが、             ニューヨーク港の本船に積込むまでに事故にあった場合、             アメリカの輸出者が損をすることになります。             アメリカ側が輸出者と思わなかったので理解できなかったようです。                先生:どうやら、そのようですね。             それでは、CIF NEW YORK $700で契約した場合の             費用負担、リスク負担はどうなりますか?        学生:この場合は、日本の輸出者が、             FOBの費用に加えて、             ニューヨーク港までの運賃・保険料も負担します。             この場合のリスク負担が良く分からないのですが・・          先生:そうですか。             CIFの危険負担はFOBと同じです。             ですから、             本船に積込むまでのリスクを負担します。             つまり、本船に積込めばリスクは輸出者から             輸入者に移転します。                学生:リスク負担はFOBと同じですか。             費用負担の移転時期とリスク負担の移転時期が             違うこともあるということですね。          先生:そうなんです。             FOBの場合は、             費用とリスクの移転時期が同じですね。             しかし、             CIFの場合は、             費用負担の移転時期は輸入港であり、             リスクの移転時期は本船ですから、             費用とリスクの移転時期が違うので、要注意ですね。          学生:良く分かりました。             有難うございました。

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