はじめての株日記
まったく何もしらない状態から株をやり、
大損した挙句、会社を辞めて、
まったく何もしらない状態から株式会社も
システムトレードもやります
確定利益:−214万円
| 内訳 |
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−16万円(三菱自)−29万円(丸石)−22万円(その他デイトレ)−23万円(イチヤ) +4万円(アルムス)+36万(生化学) −11万円(大盛)−16万円(修学社) −116万円(オメガ) −6万円(オーエ) +76万円(ニチモウ) +9万(コツコツ) −134万円(推奨銘柄) −5万円(やむひよ10勝8敗) +39万(やむちゅ22勝17敗) |
| 何故こんなことになったのか、その顛末…… ⇒ 株日記へ |
目標は、「確定利益をプラスにすること」です。 もう株で儲けて、莫大な利益を得ようとか そういうことは考えていません。
ただ、とにかく、−214万円という損失をゼロにしたい。 誰かに「飲茶さん、株やってたんですよね?どうでした?」と聞かれ、
「ん?ああ、別に、損も得もしなかったよ」と笑顔で答えたい。 それだけが、僕の唯一の望みです。
「株の損失をゼロにする」
「その売買を最後の株取引とし―」
「はじめての株日記というサイトの締め括りとしたい」
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株をはじめるには
はじめてのネット収入(+342万) 株、経営以外の日常的な日記は、「飲茶な日々」に移行しました! 2008年01月01日 経営者育成セミナー参加日記(12)〜走馬灯〜 講師の表情から、 火事カードの枚数を推察する! 奇策! まさに理外の理! ほんのついさっきまでは、 「破滅するか生き延びるか」という 「生き死にの勝負」を運否天賦でするしかない、 と思っていた。 だが、それでも、 それに賭けるしか生き残る道はないのだから、 リスクを恐れず、目をつぶってカードを引くしかない、 と思っていた。 しかし……! 今の自分には、決して運否天賦ではなく、 生き残る確率を高めるための「理」がある! 救いだった……。 こんなにも、気持ちが違うものなのか。 無為無策のまま運まかせで、 目をつぶって勝負するしかないという状況と、 「勝つ確率を高める理」を持って勝負に挑めるという状況。 前者の状況では、絶望的な気持ちにしかならないが、 後者の状況では、勇気が希望がわいてくる。 精神的には、雲泥の差。 もちろん、その「講師の表情からカードの残数を推察する」 という「理」は、確実に勝てる保障のあるものではない。 講師が、突然、表情の変化を見せなくなるかもしれないし、 なかなか火事カードが他の人に引かれず、 ターンがどんどん過ぎていく可能性だってある。 でも、それでもだ! 何の「理」も持たず、「生か死か」「一か八か」で、 闇雲にカードを引くよりは、絶対にマシだ! それよりもまだ、 「早いターンで、誰かが火事カードを引いてくれる」 という可能性に賭けた方がいいだろう。 実際、同じ運任せの勝負をするにしても、 そっち方が格段にリスクが少ない。 だって最悪ケースで、誰も火事カードを引かなかったとしても、 こっちは何も破滅するというわけではないのだ。 すなわち、ノーリスク。 リスクがないのだから、 「誰かが火事カードを先に引いてくれる可能性」 に賭けてみて損はない。 もちろん……。そうは言っても、 「誰も火事カードを引かず、ただ時間だけが過ぎ去る」 という最悪ケースの可能性は、厳然として存在しており、 あまりにターンが過ぎてしまえば、 他の経営者と大差がついてしまい、 もはや逆転不可能という事態になって しまうかもしれない。 その意味では、ノーリスクといいつつも、 「無為にターンを消費してしまい、 破滅しないまでも、勝てない状況に陥ってしまう」 というリスクは存在するだろう。 では、そういう最悪ケースが起きたときはどうするか? そうだな……。 そのときは、せめて、1枚でもいいから、 誰かが火事カードを引いた後に、 カードを引くことにしよう……。 火事カードの数は、有限なのだから、 誰かが引いた後に、引くというだけでも、 多少は勝つ確率……火事カードを引かない確率が 高められるはずだ……。火事カードが1枚しかないという 可能性だってあるわけだし……。 このとき、僕は、 自分は冴えている、と思っていた。 あらゆる可能性を吟味し、最善の方法を 導き出していると思っていた。 また、この土壇場、絶望的な状況の中で、 確実ではないまでも、勝つ確率を高める理を 思いつくことが出来たということに陶酔し、 自分はなんて素晴らしいのだろうと、 悦にひたっていた。 だが……。 すぐに思い知らされることになる。 自分の浅はかさを……! それから数ターンが過ぎ、 参加者のひとりが引いたイベントカード。 「材料転売カード」 ぐ……ぐっぐぐっぐぐうううっ! それは、僕が喉から手が出るほど欲しいカード。 生き残りの鍵を握るカード。 「材料転売カードですね。 ○○さん、材料を転売しますか? 買い値より高く売れますよ」 講師が、カードを引いた参加者に問いかける。 だが、そのカードを引いた彼は、少し悩んだ後、 「えーと、売りません」と言って、 そのカードを使わず、捨ててしまった! ぐっぐぐっぐぐぐぐぐっぐうぐっぐ! 無理もない。今は、高度経済成長期。 モノを作れば、作っただけ売れるという狂乱の時。 多少の利益が出るからといって、材料を転売するよりは、 普通に商品にして、売った方が儲かる。 だから、材料転売カードは必要ない。 そういう判断なのだろう。 でも、それは、自分にとっては、 生き死に関わる重要なカードなのだ。 なんとしてでも手に入れなくてはならないカード。 もちろん、自分以外の人たちが、 どんどんカードを引いているのだから、 当然、自分以外の人たちが、材料転売カードを引くことだって あるだろう。あるに決まってる。 そうさ。これは、想定どおり。想定の範囲内の出来事。 だが、僕の内心は穏やかではなかった。 自分が喉から手が出るほど欲しかったカードが、 目の前で他人に引かれてしまったのだから! そして、さらに数ターンが過ぎ、別の人が、 また「材料転売カード」を引く! そして、またもや「使いません」と言って、捨てる! うおお!こ、こいつ、人が欲しいカードをそんなまるで、 使えないゴミみたいに!!くそ!くそ!くそ! そのカードを俺が引いていれば……! ここで、僕はあるとんでもない事実に気がつく。 ま、待てよ……そうだ…… 「火事」カードが何枚あるかわからないが、 「材料転売」カードだって何枚あるかわからないじゃないか! し、しまった! そうだ、そうだよ! 材料転売カードが引かれまくって、 カードの山の中から、なくなってしまう可能性もあったんだ。 も、もし、さっき引いたカードが最後の材料転売カードだったら……、 ううううううううううっうううううううう やばい!やばい!もしそうだとしたら、 もう逆転の可能性はゼロ、 カードを引いても、ただリスクだけがあるのみ……。 すなわち、ノーリターン! 「飲茶さんの番です……どうしますか?」 見上げると、講師が、例の笑顔でこちらをみていた。 にやにやにやにや。 いいの……?はやく引かないと なくなっちゃうよ……(笑) そんな全てを見透かしたかのような講師の笑顔を見て、 僕は、頭にかぁーっと血がのぼった。 だ、だめだ!うかうかしてちゃだめだ! 引くんだ!カードを引くんだ! 材料転売カードがなくなってしまう! 「カードを引きます!」 そう言い掛けた、そのとき うわぁわぁわああああん!(>△<) おわた、おわたよ! 完全におわたよ!(T△T) うぉぉぉぉおお!!買戻し!買戻しだ! まだまだ上がるよ!爆上げするよ! いちや100%!! なぜかそのとき、僕の脳裏に、かつて、 株で大失敗した数々の記憶が走馬灯のように流れていった。 な、なぜこんなときに、 今までの株の失敗を思い出す? どうして……? 今までの敗北の記憶が、脳内を駆け巡る。 そして、その走馬灯は、最後に、 この経営戦略ゲームで、顔を真っ赤にして カードに向かって手を伸ばそうとしている今の自分の姿まで たどり着く。 僕は気づいた。この愚かしい行為に……。 俺は……今……何をしようとしていた? カードを引く……だって? さっきまで、冷静に、クレバーに、 「火事カードを引いた人の後に、カードを引く」 と決めていたじゃないか。 それが、いつのまにか、 「材料転売カードを引いた人の後に、カードを引く」 ということに……。 ありえない。ありえない逆走……。 な、なんなんだ、これは、なぜいつのまに こんなことに……!? いや、そうか……そういうことか…… これは……株と同じ……。 移動平均線からこれだけ乖離して、 これだけ割安になったら、この株を買おう(^△^) 完璧な計算……完璧な理……。 株を買うときはいつも、 そういう「理」を持って挑んできた。 そして、その「理」に従う限りは、 大怪我……大損害…… そういうのはありえないはずだった。 しかし、往々にして、株は自分の思い通りにはならない。 なるべく、リスクを少なくしようと、割安の株価が、 さらに安い金額まで下がるのを待っているときに……、 突然、チャートが反転……! 1株も買えないまま、株価が急騰……! 株をやっている人からすれば、 そんなことは日常茶飯事のよくある出来事。 だが、そんなとき、いつも自分は冷静ではいられなかった。 なんだよ!ちくしょう!なんで上がるんだよ! だから、あそこで買っていれば良かったんだよ! そうしたら、今頃……! ああ、もう!! 上がるってことは、ちゃんとわかっていたのに! それなのに!あああああああああ悔しい! そして、その悔しさのあまり、 急騰する株価を追いかけて、成り行き買い……。 くそ!くそ!今ならまだ間に合う! 買いだよ!買い! ありえない。ありえない逆走……。 できるだけリスクを減らそうと、 割安株がさらに割安になるのを クレバーに待ち続けていたはずなのに……。 それがいつのまにか、高値づかみ……。 そして、その後に続くのは、 後悔……自己嫌悪……損切り…… お決まりのパターン。 そうだ……自分は何度もそれを繰り返してきた……。 手に入れることができなかった利益を 「損失」だと考えてしまう、思考回路の悪癖。 そして、その「本来存在していない架空の損失」を取り返そうと、 考えられないような高いリスクをとった勝負に出てしまう、 自制心の無さ。 これが、自分が、株で負ける理由であり、 負け続けてきた理由なのだ。 そして、今、経営戦略ゲームで、 カードに手を伸ばそうとしている自分。 まるで同じじゃないか……。 株で負け続けていたときと……。 しばらく、株式取引から遠ざかって、 起業し、会社の経営をがんばってきたけど、 うぐぐっぐっぐっぐぐ! 本質は、何も変わっていなかったのだ……。 そこを変えなければ、経営ゲームでも、 現実の経営でも、遅かれ早かれ…… 負ける……破滅する……! あぐぐぐぐううううううううううう(ぼろぼろ) 「飲茶さん、どうしました?」 講師が声をかける。 だめだ。ここで、カードを引くのは駄目。絶対駄目。 待て……待つんだ……。勝負の熱に流されるな……。 僕は、両手を握り締め、肩を震わせて、宣言した。 「パスします」 今、カードを引いてしまったら……。 結果はどうあれ、きっと、自分は近い将来、 現実の経営で失敗し、破滅してしまうだろう、 そんな直感を全身で感じ取っていた。 今は、とにかく、頭を冷やすんだ……。 僕は、何があろうと、3ターンは、 パスし続けることを心に決めた。 その間にも、他の参加者たちは、 次々と商品を製造しては市場に売り出し、 着実に利益を上げ、資産を増やしていく。 みな楽しそうだった。 たぶん……。 そんな彼らの楽しげな経営を、 ただ呆然と見ていただけだったからこそ、 いち早く、異変に気づくことができたのかもしれない。 「え?ちょっと待って、みんな、なにやってるんだ!? いったい、どうしちゃったんだよ!?」 市場では、信じられない異様な事態が起きていた。 (続く) 2007年10月20日
経営者育成セミナー参加日記(11)〜隙〜
火事のイベントカードを引いてしまったら、即座に破滅。
しかし、もはや、逆転の可能性は、材料輸出カードを引いて、
抱えている大量の材料を現金化すること、それ以外に無い。
それ以外に選択肢がないのだから、どんなリスクがあろうと、
ここは目をつぶって、カードを引くしかない!
そうさ!このまま、座して……まるで死んでいるかのように、
無為なときを過ごすぐらいなら、逆転の可能性を信じて、
破滅という業火の中へ飛び込んだ方が、どれだけマシか……!
だから、失敗を……リスクを……恐れるな!
「どうしました?飲茶さん、次の行動を宣言してください」
次の行動を催促する講師。もう心は決まっていた。
「カ…………!」
だが……。
カードを引きます……、講師にそう言いながら、
カードに向かって手を伸ばしたとき、
僕は、見てしまった……。講師の輝くような笑みを……。
にこにこにこにこ……
もともと、講師は、ゲーム中は、基本的に愛想よく、ずっと微笑んでいる。
だから、講師が笑顔でいること自体は、それほど不思議なことではない。
だが、なぜだろう……僕がカードを引きますと言おうとしたそのとき、
まるで灯りがついたかのように、その笑顔がぱっと輝いたように見えたのだ。
そして、その笑顔が、僕には、悪魔的でおぞましいものに見えた。
ニコニコニコニコ……
う、ううぅぅぅっぅうぅぅぅ………
な、なんなんだ、この感覚は……?
僕は、即座に、自分の中に芽生えた違和感の原因を探った。
そして、ある結論にたどり着く。
……そうか……この講師は……こいつは、すべてわかっているんだ
今、僕が、何を考え、何を恐れ、何に怯えているかを……
生き残りをかけて、材料輸出カードを引くしかないことも……
火事カードを引いて破滅することを恐れていることも……
それは、そうだ。彼は講師だ。このゲームのルールは、
当然のごとく、熟知しているに決まっている。
ニヤニヤニヤニヤ……
く、くそ……こいつ!愉しんでやがる!
もしかしたら、それは、ただの被害妄想だったのかもしれない。
だが、僕には、講師の笑顔の裏に「他人の破滅を楽しむ歪んだ愉悦」
があることをはっきりと感じとっていた。
後になって、冷静に考えるなら、その気持ちは、わからなくもない。
だって、限界まで借金して、買占めのつもりで買い込んだ材料が、
一瞬にして、火事で消滅するなんて大破滅、
はっきりいってネタ以外の何物でもない。
おそらく、経営戦略ゲーム始まって以来のことだろう。
実際、もしそうなったら、きっと、参加者たちは、あまりの破滅っぷりに、
大爆笑するだろう。場は笑いに包まれ、盛り上がるに違いない。
そして、講師は、この破滅エピソードを後々まで笑い話として
語り継いでいくだろう。
他人の不幸は蜜の味。
しかも、それが、
決定的な大破滅であれば、なおさらのこと。
くそくそくそ!
「材料を2個、商品に加工します!」
僕は、吐き捨てるように言った。
講師は、「……わかりました」と
意外そうに、そして、残念そうに言った。
ほらみろ、やっぱり、そうだ。
こいつは、俺が、破滅することを……
愉快な大破滅が起きるのを……
心待ちにしていやがるんだ!
くそくそくそ!腹立たしい!
万が一、火事カードを引いて、講師の望む展開になったらと思うと、
悔しくてたまらない……!
…………!
待てよ!もしかして、それ……
逆手にとれないか!?
突如、飲茶の脳裏に、ひらめきが走る!
えーと、えーと……
今、場にあるカードの山の中に、
火事カードが何枚、入っているか、自分は知らない。
1枚なのか、2枚なのか、それとも、3枚なのか。
まったくわからない。不明だ。
だが、もし、火事カードが2枚しかないとして、
そのことを、もし自分が知っているとしたらどうだ?
決まってる。火事カードは2枚しかないのだから、
他の人が、2枚目の火事カードを引くまで、黙って待てばいい。
2枚目の火事カードがでたら、
もう、火事カードがでる可能性は0%なのだから……
完全にセーフティ!
破滅の心配もなく、カードを引くことができる!
つまり、カードの山の中に、火事カードが何枚あるかを知っていれば、
こういう方法で、リスクをゼロにすることが可能だ。
だが、僕たち、ゲーム参加者には、その情報は知らされていないので、
実際には、その方法はできない……。
だが!
おそらく、その情報を知っている人間が、ここにひとりいる……!
講師だ!
やつは、きっと知っている。
もちろん絶対ではないが、知っている可能性は高い。
もしだ。
仮に、火事カードが2枚しかないとして、他の人が、2枚目を引いたとき……
講師だけは、火事カードがもう二度と出ないことを知っているはずだから、
きっと、がっかりするはず。
もしくは、僕が、カードを引こうとするとき、
さっきのような笑顔にはならないはず……。
だって、ヤツが、望む面白いことは、もはや起きないのだから。
うう……、い、いける……!
参加者ではない講師の表情から、
カードの情報を読み取ろうなんて、まさに「理外の理」。
講師だって、思いもよらないはずだ。
それに実際、今まで、何度も、講師の表情や態度から、
ゲームのヒントを得てきた……!
そう……明らかに、ヤツには隙がある……!
それは「自分はゲームの参加者じゃない」というココロの隙……!
それを今度は、積極的に利用してやるのだ……!
それに、だいたい、
他人の破滅を願って笑みがこぼれるようなヤツの
思い通りになってたまるかよ……!
逆に、その笑みを利用して、のし上がってやる……!
それにしても……
と飲茶は思う。
ついさっきまでの自分は、
運否天賦、一か八かでカードを引くしかないと思っていた。
だから、目をつぶってカードを引くしかないと考えていた。
それ以外に、ありえないと思っていた。
でも、実際には、こんなふうに、
生き残るための確率を高める「戦略」があったのだ。
あきらめなければ、どんな状況であろうと、
勝つ道は必ずあるということなのか!
あきらめなければ……あきらめなければ……!
(続く)
2007年09月6日
経営者育成セミナー参加日記(10)〜カード〜
経営戦略ゲーム、再開!
1年目、手探りで進めてきた経営ゲームも、
やっと慣れてきたところである。
そして、2年目、
(僕以外の)参加者たちは、ついに勝負をしかけてきた。
(僕以外の)参加者たちの知略の限りを尽くした
熱い経営バトルがついに幕を開けたのだった。
まず、最初に、ある経営者が、莫大な金額を
自分の工場に投資し、大幅に設備を増強。
(工場を大きくすると、一度に生産できる商品の数が増えるのだ!)
すると、負けじと、別の経営者たちも、続々と、
大金をつぎ込んで、自分の工場を増強しはじめた。
2年目幕開けと同時に始まった
工場の設備投資合戦!
そして、設備投資で増強された大工場に、
次から次へと、材料が運ばれる。
工場の機械がフル回転し、
大量の商品が一気に製造されていくさまは、
まるで、日本の高度経済成長期をみるようだった。
そうして、作られた商品は、市場に流され、入札合戦。
市場で儲けたお金で、さらに、工場を大きくし、
材料を買い込み……という具合に、
2年目開始時に、気前良く設備投資にお金をかけた経営者たちは、
すでに、プラスのスパイラルに入りつつあった。
それをみて、「まだ様子見」を決め込んで、
2年目開始にスタートダッシュをかけていなかった経営者たちも、
あせりだしたのか、次々と設備投資をはじめていった。
一方、僕はと言えば……。
1年目で、すでに破産同然の状況。
工場に投資できる余裕なんてなかった。
僕にできることと言えば、
借金して得たわずかな現金を加工費として支払って、
大量に買い込んだ材料を、すこしづつ、
商品に加工していくことぐらいである。
もちろん、工場は小さいままだから、
1ヶ月(1ターン)の間、工場をフル回転させても、
作れる商品は2個にすぎない。
僕は、大量に積みあがった材料の山を見上げながら、
「毎月2個ずつ商品に加工すると……全部、加工し終わるには」
と計算をはじめた。
その結果、とんでもない年数がはじき出され、
「そ、そのころ、おれ、いくつだ……!?」
と思わず、気が遠くなりそうだった。
なにか、一発逆転できるようなイベントカードはないのか!
そう思って、必死に、取扱説明書のページをめくると……
あった……。
「材料輸出」のイベントカード。
自分の倉庫にある材料を、買い値より少し高い金額で、
売ることができるイベントカードだ。
このカードを使えば、倉庫に大量に積みあがっている材料を
すべて現金に戻すことができる!
しかも、買い値より高く売れる!
今、問題なのは、勘違いして材料を大量購入して、
現金のほとんどを失くしてしまい、
「何の身動きも取れなくなっている」ということだ。
でも、もし、倉庫にある材料をすべて現金に戻せれば、
最初にやってしまった「買占め戦略の失敗」を
なかったことにできる!
すべてリセット!再出発可能!
「これだ!『材料輸出』カード!
このカードを引けばいいんだ!」
やっと見つけた希望の光。
このカードを次のターンで引けば、すぐさま復活だ。
多少出遅れてはいるが、十分に挽回可能!
自分は、まだ終わってなどいなかったのだ。
だが、説明書のページをさらにめくると、
とんでもないカードがあることがわかった。
「火事」のイベントカード。
そのカードを引くと、倉庫の材料が、
火事ですべて燃えてしまったことになり、
持っている材料をすべて 材料置き場に戻さないといけない。
一応、「保険」のイベントカードを引いて、
あらかじめ保険を支払っていれば、
火事カードを回避することができるのだが……。
ちょ、ちょ、ちょっとまってよ……!!
倉庫の材料がすべてなくなる……だって!?
自分は、たしかに、材料買占め戦略に失敗した。
でも、実のところ、決して損をしたわけではない。
ただ、「お金」が「材料」に、変わっただけなのだ。
たしかに、借金の利息が支払えず、破産はしたが、
材料を差し押さえられたわけでもないし、
銀行から融資をさらに受けることもできるわけで、
破産といっても、あくまで形式的な話にすぎない。
それに。
よくよく考えてみると、倉庫に眠っている材料に
「買った金額分の資産価値がある」と認めるのなら、
資産的には、それほど悪い状況ではなかったりする。
結局のところ、
「材料を買いすぎて、動かせる現金がなくなってしまった」
というだけの話で、
「材料」が、元の「お金」に戻せれば、万事解決する
という程度の状況なのだ。
だが……。
もし、「材料輸出」カードや「保険」カードではなく、
「火事」カードの方を先に引いてしまったとしたら……
その「材料」が、火事ですべて無くなる、ということで……
それはつまり、
「限界まで借金したそのお金」が、なくなる、ということ、
それはつまり、
借金して得たお金をただドブに捨てた、ということ……。
その想像にぞっとした。
無一文。
そして、ただ残るは、莫大な借金。
それはあまりにも、決定的……
決定的すぎる完璧な破滅!
「はい、次は、飲茶さんの番ですよ」
いつの間にか、自分の番だった。講師がよびかける。
どうする?ここは、目をつぶって、
材料輸出カードを引くことに賭けるか?
いやいや!だめ!絶対、だめだ!
「火事」カードを引いてしまったら…………
すべてが終わってしまう。
そうなったら、今度こそ、本当の破産。挽回不可能。
もう生命保険に入って、死んでお金を返す以外に道のない
完全な樹海行きコースじゃないか。
だめだ!やっぱり、イベントカードを引くという選択は、
あまりにもリスクが高すぎる!
でも!でもっ……!それでもっ……!
それでも、やっぱり、ことここに到っては、
もはや、材料輸出カードを引くしか道が無いんじゃないか……!?
逆転の可能性は、材料輸出カードを引くことだけ。
「処理しきれない大量の材料をイベントカードで、現金化する」
という方法しかないんじゃないのか!?
うぐぐぐっぐぐっぐぐうっぐぐっぐう(ぼろぼろ)
「……どうしました?飲茶さんの番ですよ」
再び、講師がよびかける。
カードだ、やはりカードを引くしかないんだ……
ううぅ……でも……、
万が一にも、「火事」カードを引いてしまったら……。
いいや、恐れるな!引くんだ!恐れを乗り越えろ!
もう、自分には、カードを引くという選択しか
残されていないんだ!
たとえ、その先が、破滅であっても……!
引いてやる!カードを引いてやる!
カードカードカードカードカードカードカード
カードカードカードカードカードカードカード
カードカードを引くと言うぞ!
「カ…………!」
(続く)
2007年06月30日 諦めたらそこで完全におわたよ 別の板にも、似たようなスレが…… (ためしに「完全におわたよ」で検索してみると……結構あるんですねorz) しかも、このスレ……600以上の発言がありました……_| ̄|○ そんなに、たくさんのオワタ人たちがいるということでしょうか○| ̄|_ だいじょうぶです!(T△T)諦めなければ、おわりません!(>△<) 逆転の道は必ずあると思います! 諦めなければ……諦めなければ……(ぼろぼろ) 2007年06月29日 おわた なぜか、2chにこんなスレが……orz ちょっと、びっくりしました。 2007年06月24日
経営者育成セミナー参加日記(9)〜決算〜
一年が経過し、はじめての決算をむかえた。
「それでは、みなさん、1年間の経営活動を
決算報告書としてまとめてみましょう」
ここで、ゲームはいったん中断となり、
参加者たちは、自分の会社の「決算報告書」を
作成することになった。
ところで、
いくつ材料を買って、いくつ商品に加工したか……
商品をどんな値段でいくつ売ったか……
などの情報は、ゲーム中に、
専用シートに自分でメモっておくのだが、
このメモにもとづいて、収支を計算し、
決算報告書を作成するのである。
もちろん、ほとんどの参加者が、
決算報告書の作成は初めてで、
「作り方がわからない」という人の方が多かったが、
とにかく取扱説明書の手順にしたがって、
決算報告書を作っていくのだった。
「みなさん、書き終わりましたか?
では、講義をはじめたいと思います」
全員の決算報告書が完成したところで、突然、講師が
「決算報告書の見方」という題名の講義をはじめた。
今にして思えば、なるほど、
よく考えられた良いセミナーだったと思う。
もし、学校の授業のような形式で、
朝から机の上にずっと座って、
普通に決算報告書の講義を聞くだけだったら、
おそらく、興味や集中力を持続させることができず、
その大半をほとんど眠りながら聞いていただろう。
だが、こうして、実際に、会社を経営させて、
自分自身で決算報告書を作らせた後であれば、
決算報告書の講義を、興味を持って聞くことができる。
それに、今やっている経営ゲームで勝つためには、
決算報告書の内容をきちんと理解して、
「会社の経営状態」を正確に把握する必要があるのだから、
みんな、真剣に聞かざるを得ない。
セミナーを主催する側の思う壺で悔しいが、
実際に、みんな集中して講義に聞き入っていたし、
眠そうにしている人は、ひとりもいなかった。
やっぱり、自分で電卓を叩きながら、
計算して作ったからだろうか、本を買って読んでも、
まったくピンとこなかった決算報告書の内容が、
実感をともなって、理解することができたような気がする。
(ちなみに、僕の場合、決算報告書は、作成も分析も、
ぜんぶ税理士さんにおまかせしていて、
自分で作ったことは一度もないので、本当に良い勉強になった)
とまあ、かなり有意義で素晴らしいセミナーだったのだが、
そう思えたのは、家に帰って冷静になってからの話であって、
そのときの僕は、絶望感でパニック状態に陥っていた。
まず、僕は、1年が経ったことで、
ゲーム開始時に、最大限に借りた借金の利息を
支払わなくてはならなかった。
もちろん、手持ちの現金のほとんどは、材料を買い占めるのに、
使ってしまったので、当然、借金の利息を支払うことなんてできない。
世間では、そういう状態のことをなんと呼ぶだろうか?
人は、それを破産と呼ぶ。
もしくは、破滅……敗者……
負け犬……樹海行き……。
飲茶、経営ゲーム開始1年目にして、ものの見事に破産。
他の参加者たちは、とりあえず手探りで1年間、経営をやってみて、
やっとゲームのルールや仕組みを理解してきた、というところだろう。
そして、さぁ、これから、本格的に、経営ゲームを開始しようと
意気込んでいるところだろう。
そんなときに、飲茶はすでに破産である。
だが、幸か不幸か、このゲームには、破産がなかった。
つまり、借金の利息が払えなくても、払えない不足分は、
新たな借金として上積みされるだけで、経営を続けることができるのだ。
それどころか、さらに借金をすることもできた。
現金ゼロの一文無しで、返すあてのない大きな借金を抱えて、
利息すら払えないのに、新たに借金をすることができるのだ。
これで、一応、借金まみれながらも、
現金(運転資金)を手にすることができる!
次の年に望みをつなげることができる!
なんとかしなきゃ……なんとかしなきゃ……。
この手持ちの資金で、今度こそ、利益を出して、
少しづつでも借金を減らしていかないと……!
だが、ルール上、破産状態のときに借りられる金額は、
ほんの少しのスズメの涙でしかなく、
どう考えても十分な資金とはいえなかった。
もし……来年……この資金を元手に、利益を出すことができなかったら……
いや、仮に、利益を出せても、借金の利息分より少なかったら……
ううぅ、さらに、借金の額が増えることになる……
そして、次の年の運営資金を得るために、またさらに借金をすることに……
すると、支払うべき利息の金額が、前の年よりも増えることになって……
年を重ねるごとに、ますます、ハードルは高くなっていき……
ぐううううううっっ!
どう考えても、借金の額が雪だるま式に
膨れ上がる未来しか想像することができない!
僕は、口を半開きにして、うつろな目で、
おわた、おわたよ、完全におわたよ……
と、ブツブツつぶやいていた。
もし、参加者の中に、霊視ができる人がいたら、
半開きになった口から、魂が半分、ぬけ出ているのが見えたことだろう。
ここから逆転なんて絶対無理だよ……
いっそ、破産させてくれよ……
ああ、もう帰りたい……
そう思っていたとき、
…………ああ!!
そのとき、飲茶の脳裏に、ひらめきが走った。
突然の神からの啓示。
4文字の漢字が、飲茶の脳に、浮かび上がる!
粉 飾 決 算
そうだ。そうだよ。
決算は、自己申告で、自分で作るものだから、
数字を都合の良いように、書き換えちゃえばいいんだよ!
たとえば、借金のゼロをひとつ減らしたりとか。
売れてないけど、商品を売ったことにして、
架空の売り上げを……
あぐぐぐぐううううっっ!!
我に返って、自分の考えにぞっとした。
自分は、なんということを考えていたんだ!
それは、だめ!経営者として、いや、人として、
それだけは絶対にしちゃいけない!
くそ!くそ!くそ!どうかしてる!!
頭を抱え、涙を流しながら、自己嫌悪。
そうしている間にも、講義は終了し、
経営ゲームは再開されるのだった。
経営戦略ゲーム、2年目開始!
2007年06月05日 経営者育成セミナー参加日記(8)〜例外〜 経営で、いや、人が生きていくうえで もっとも恐れるべきこと、 それは、「例外」という悪魔の存在。 情報をもとにして、 綿密に、論理的に、慎重に、 思索を重ね、積み上げた勝ちのルート。 ぜったい、これでいけるはず、これで勝てるはず…… なんども、なんども、考えなおし、 すべてのリスクを計算し、 「いける!」と判断し、すべてを賭けたとき、 明かされる新事実。 「その場合は、こういう特殊なことがおきるのです」 あぐぅぅうううう! 僕は、買占め戦略が破綻したとき、 なぜか、ずっと、 ニチモウのときの「差金事件」のことを思い出していた。 あのとき、僕は、プラスになるはずだった。 今までの株の損失を、一気に取り戻せるはずだった。 天井知らずに、上昇しつづけるニチモウの株価。 含み益は、とうとう、自分の今までのマイナス分を上回った! すべてが順調だった。あとは、ただ、株を売れば良いだけ。 いつものように、いままでやってきたように、 ただ株を売れば良いだけ。 今までの株取引のマイナスが、プラスに反転する。 そんな株人生最大の転機。その勝利は目前。 でも、そのとき、例外が起きた。 詳細は省くが、「1日1回しかできない行動」があり、 僕は、その日、まだその行動をしていなかった。 だから、「その行動ができる」と当然のように考える。 その行動を戦略として組み込み、勝ちのルートを模索する。 それは、何も特別な行動ではなかった。 毎日、当たり前のようにやっていたことだった。 それなのに……。 その行動を実行しようとしたとき、 「決算前の27日と28日は、同日として扱う」 という例外的なルールがあることが明らかになった。 今日は、その例外的な一日であり、昨日、その行動をすでに していたため、今日はもう、その行動をすることができなかった。 そして、そのせいで、株を売ることができなくなったのだ。 目の前が真っ暗になった。なぜ!?なんで!? 結局、僕は、その「例外」ルールのせいで、 株を売って、お金にすることができなかった。 そして、売れない間に、ニチモウの株は、大暴落し、 落ち込む株価を僕はただ呆然と眺めるしかなかった。 こんなふうに、突然、認識の外側からやってくる 「例外」という名の悪魔。 人生を劇的に変えようと大勝負をしたときにかぎって、 そいつがやってきて、僕の脚をひっぱり、 闇のなかにひきずりこもうとするのだ。 365日のなかに潜んでいた例外的な1日。爆弾。地雷。 今までずっと売買していて、なにも意識することなく、 問題なく通り過ぎてきたはずなのに 今日に限って…… 人生を変える大勝負のときに限って…… くそ!くそ!くそ! なんで、 こんな理不尽なことが オレの身ばかりに……! これは経営のゲームとはいえ、 現実の経営をシミュレートした現実の戦い、 ゆえにこのゲームで負けるようなやつは、 現実の経営でも同様に負けるのだろう、 なぜか、そんな直感がしていた。 うぅぅううううぅううう、も、もう、駄目だ……! 自分はやっぱり経営者の才能がないんだ……! 絶対、失敗する…… 現実の経営でも絶対失敗する……っ! そして、茫然自失のまま、ゲームの中で、一年が経過した。 飲茶の会社は、はじめての決算をむかえた。 (つづく) 2007年05月19日
経営者育成セミナー参加日記(7)〜輸入〜
材料のコマは、全部、買い占めた……
だから、もう誰も材料を買うことができない
――はずだった
今にして思えば、なぜ、アレが目に入らなかったのだろう。
講師の斜め後ろには、小さなテーブルがおいてあり、
その上には、ゲームで使うだろうその他のカードやコマが並べてあった。
そして、その並べられているコマのなかに、
あの材料のコマが、まだまだ山積みでおいてあったのだ。
ううぅうぅう…………!
な、なんだ、あの材料のコマは……。
そう、僕は、場に見えている材料のコマを全部買い占めた。
これで誰も材料を買うことはできない。
だが、講師の後ろのテーブルには、
まだ材料のコマが山積みになっているのだ。
あれは 使うんだ……
なんのために、
なんで、気がつかなかった
予備か……?
そうだ、予備だ……?
混乱しながらも、思いついたのは、
コマをなくしたときのために、
余分にコマを用意している
という都合の良い想像だった。
しかし、それはありえない。
予備のコマにしては、量が多すぎる。
そうして、考えている間にも、どんどんゲームは進んでいく。
もう、材料がないので、
誰も材料を買う行動もできないし、
商品を作ることもできない。
できることは、
「商品の在庫を売るか」
「設備投資をするか」
「イベントカードを引くか」
のどれかである。
そのうち、何人かはイベントカードを引いた。
イベントカードは、
保険屋がやってきたり、税務署がやってきたりと、
経営でありがちなイベントが起きて、
ちょっとしたプラス、マイナスの収支が発生するカードのようだ。
とりあえず、材料も買えないし、みんな
こぞってイベントカードを引きまくった。
「えー、イベントカードを引きます……、
引いたのは、海外輸入カードです」
ある参加者が引いたカードの名前を聞いて、
嫌な予感がした。
講師はカードの内容を説明した。
「それは国内よりも安い値段で、
海外から材料を買うことができるカードです^^」
ま、まさか……
「では、こちらから、好きな数だけ材料を買ってください」
そう言って、講師は、
後ろのテーブルで山積みになっている材料のコマを指差した。
ぐぅぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!
僕は、場の材料のコマを全部買った。
だから、もう誰も、材料を買えないはず。
買えないはず買えないはず買えないはず
海外輸入カードだって!?
目の前で起きている現実が信じられず、
あわてて、説明書のイベントカードのページをめくると、
たしかにあった。あったのだ。
そして、さらに、ゲームは進んでいく。
次々とイベントカードが引かれ、
何回目かの海外輸入カードが出た。
どうも、そのカードは1枚だけではないらしい。
目の前が真っ暗になった……。
ちょ、ちょっと、待てよ。
そのカードで買われたコマは最終的にどうなるんだ。
講師に質問しようかどうか迷っていると、
僕の視線を感じた講師は、
まるで見透かしたかのようにこう言った。
「海外輸入カードで買われた材料コマも、
商品として売れたときは、場の材料置き場に戻ります」
ぐにゃああああああああああああああ!
なんだよ!
海外から買ったんだから、海外にもどせよ!
ていうか、なんだよ、そのルールは!
別に最初から同じ場所において
おけばいいじゃないか!!
立ち上がって、そう叫びたかったが、
いまさら何を言っても、後の祭りである。
そういう「ルール」なのだから、どうしようもない。
すでに、輸入カードで、大量の材料が買い込まれている。
しばらくしたら、大量の材料が、材料置き場に戻されていくだろう。
結局、限度まで借金し、
その全てをつぎ込んで勝負した買占め戦略は、
完全に破綻したのだった。
2007年05月16日
経営者育成セミナー参加日記(6)〜嘲笑〜
「材料置き場にある材料……全部ください!」
奇手!
ゲーム開始早々、全力買い!
材料買占め戦略!
ざわ……ざわ……
僕の突飛な行動に、他の経営者たちは、
みな あっけにとられていた。
「買えます……よね?」
僕は、講師に確認をとった。
「はい、良いですよ」
講師は、にこりと笑ってそういった。
かくして、大量の材料のコマが、
僕の目の前に 積みあげられた。
やった!やってしまった!
これで、もう引き返せない!
あとは、市場をうまくコントロールして、
独占販売を作り出し、
商品を高値で売り抜けるだけである。
いける……いけるはずだ……
限度まで借金し、
そのすべてをつぎ込んでの
買占め戦略。失敗は許されない!
ゲーム再開。
それまで和気あいあいとしていた会場の雰囲気は、
一転して、ピリピリとした空気に変わっていった。
もちろん、僕が材料を買い占めたせいだ。
おそらく、参加者の多くは、経営を学ぶゲームときかされて、
興味津々で、このゲームを楽しもうとしていたに違いない。
そこへ、変な若造が、いきなり、材料を買占めて、
他人の迷惑もかえりみず、ゲームの基盤そのものを破壊したのである。
現に、もう誰も材料を買いたくても、買うことができない。
当然、材料が無ければ、商品を作ることもできない。
したがって、商品を売ることもできない。
ゲームの流れもわかって、さぁ、これからだというときに、
せっかくのゲームが台無しにされたようなものである。
実際、ゲーム中、参加者たちは、僕に非難の目を向けていた。
材料を買いたくても買えない閉塞感を
そのまま、僕への不満として態度に示していた。
だが、僕は、彼らの非難の目をなんとも思わなかった。
なぜなら、これはゲームとはいえ、経営だからだ。
くくくくく。甘いんだよ、おまえらは。
経営は、遊びじゃないんだ。
仲良く談笑しながら、楽しむものじゃないんだよ。
むしろ、こうやって、互いの存在を
疎ましく思うぐらいでちょうどいい。
経営とは、他者と自分の生き残りを賭けた戦い。
いわば、戦争。
他を出し抜き、自分だけが儲け、
相手を叩き潰す気じゃないと、
自分の生き残りすら危うい。
経営とはそんな世界なのだ。
その修羅の世界を経験している僕が、
経営の世界の厳しさを知らない、
こんな連中に負けるはずがない。
いや、ありえない。
勝てる!絶対に勝てる!
だが、僕は、胸にチクリと突き刺すような、
なにか違和感のようなものを感じていた。
なんだろうか、それを考えてみると……思い当たったのは、
講師の態度だった。
材料をすべて買い占めると宣言したとき、
参加者は、みな、驚いた表情だったのに、
講師だけは平然としていた。
こんなふうに買占めをされて、
講師もあわてるかと思ったが、
特にそんな様子もなく、逆に「にこり」と笑って……
にこり?
僕は、講師の笑顔を思い出して、ぞっとした。
買占めを宣言したときは、興奮していて気がつかなかったが、
今になって、その笑みを思い起こせば、それは「微笑み」ではなく、
「嘲笑(ちょうしょう)」の笑みだと気がついた。
「あ〜あ〜、やっちゃったねw」
そんな人の失敗、勘違いをあざ笑うような笑み……。
うぅぅううううぅぅぅぅう…………!
急に不安になってきた。
ま、まさか、自分はとんでもない勘違いをしているんじゃ……。
何か、落ち度、ミスがあったのか?
いやいや、材料は全部買い占めた。
誰も、これ以上、商品を作ることができない。
材料のコマがないんだから、物理的に不可能のはず
――そのとき、僕の視界にとんでもないものが飛び込んできた。
ああああああああああああああ!!
2007年04月18日
経営者育成セミナー参加日記(5)〜奇手〜
奇手!!
悪魔的奇手!!
このゲームで大勝するためには、どうすればいいか?
休憩時間中、僕は、ずっとそればかりを考えていた。
そもそも、このゲームの目的は、
「材料を買い、商品を作り、市場で売り、お金を儲けること」
である。
単純に考えれば、
「材料費や加工費よりも、商品を高く売れば、確実に儲かる」
ような気もする。
だが、これは経営戦略を学ぶゲームだ。
そう一筋縄ではいかないだろう。
おそらく、一筋縄ではいかない部分というのは……
「商品を売るときに、参加者と価格競争をしなければいけない」
というところだ。
みんながみんな商品を売りたいのだから、
人より安い値段をつけざるを得ない。
結局、価格競争になっていき、
実際には、売れても少ししか儲からないような
そういう低価格で商品が売られていくだろう……。
そんな価格競争にまともに参加したら、大儲けするのは難しい。
とすれば……。
まず……すぐに思いついたのは、談合だ。
つまり、価格競争のときに、みんなで口裏を合わせて、
高い値段をつけて売り出せばいい。
たとえば、みんなで示し合わせて、11万円という高い値段を提示し、
売る人だけが、10万という少しだけ安い値段を提示すればいいのだ。
こうすれば、原価1000円の商品を、10万円で売ることだって可能だ。
こういう談合を、
「今回は、Aさんが儲ける番。
次は、Bさんが儲ける番。次は、Cさんが……」
と、順番に繰り返していけばいい……。
これで、全員が大儲けすることができる。
が、この方法は現実的には不可能だろう。
だって、裏切られるかもしれないからだ。
たとえば、談合をやって、他人が儲かった後で、、
いざ自分の番がきたときに、いきなり、相手が約束を反故して、
約束どおりの値段を出してこないかもしれない……。
そういうリスクを考えたら、談合はなかなかできない。
まして、参加者が2人、3人なら、ともかく、
こんなにたくさんの参加者がいたら、
とても談合の交渉なんかできない……。
談合で儲けるのは、まず無理だろう……。
そうすると、あとは……。
僕の脳裏に、講師のある言葉が強く印象に残っていた。
「さあ、このままでは、私の商品しかないので、
私の独占販売となってしまいます。
それを阻止するために、みなさんで競合商品を出してください」
その言葉に出てきた重要なキーワード。
独占販売……。
そう、自分が商品を出したときに、競合商品がなければ、
好きな値段がつけられる。
それこそ、10万円でも、20万円でも。そうなれば大儲けだ。
もちろん、参加者の数から行って、
「自分だけが商品の在庫を持っていて、
他の人が商品を1個も持っていない」
なんて状況が、そうそう都合よく起きることはないだろう。
でも、うまく……その状況を作り出すことさえできれば……。
自分だけが商品を持っていて、他人が商品を持っていない状況……。
思考のピントをそこに合わせ、考え続けた。
「ああ!」
……そして、あるアイデアにたどり着く……。
きっかけは違和感だった。
講師のゲームの説明のなかに、ひとつだけ、現実と合わないところがあった。
「あの、売れた商品のコマはどうするんですか?」
「はい、売れた商品のコマは、
テーブル中央の材料置き場に戻してください」
このシーン。
これは、現実でいえば、
「商品が売れた瞬間に、リサイクルされて、資源に戻される」
ということになり、ちょっと現実的ではないので、
かるい違和感を感じて印象に残っていた。
そのシーンを思い出して、ピーンときた。
ええと、待てよ。
じゃあ、ずっと商品が売れなかったらどうなるんだ???
コマは、材料に戻らないから……。
材料がなくなっていき……材料がなくなれば、
好きに商品を作ることができない!
いやいや、まてよ。
それよりも、いっそ、僕が、ぜんぶ材料を買い占めたとしたらどうだ……。
僕が商品が売らないかぎり、材料のコマは増えないのだから……
誰も、商品を作ることができない……。
「ああああ!!!」
思いついてしまえば、あまりにもシンプルな戦略。
材料買占め戦略。
材料を買い占めてしまえば、誰も商品を作ることができなくなる。
そうすれば、自分だけが商品を持っていて、他の誰も商品を持っていない、
という状況を作り出すことができる。
う……うぅ……すごいことを思いついてしまった……。
ちょ、ちょっと、待ってよ。
そのまえに、買占めってどれくらいお金がかかるんだ?
僕は、テーブルの中央に並べられた材料のコマを
目測で数え始めた……。
……うぅ……、か、買える。
……手持ちのお金で、全部買える……買えてしまう!
限度額いっぱいの借金をしていたことが功を奏した。
その気になれば、材料置き場にある材料のコマを
すべて買い占めることが可能…!
もっとも、材料置き場の材料を買い占めたところで、
みんなまだ商品(あとで材料になるコマ)を持っているのだから、
「この場に存在するすべての材料」を僕が買い占めたことにはならない。
でも……。
たとえ、そうでも、今、材料のほとんどを買い占めてしまえば、
場に流通する材料(商品)の数は、間違いなく激減する。
そうすれば、自分が商品を売るときに、誰も商品を持っていないという
状況が自然に起こるかもしれないし、また、自分の番のときに、
材料置き場に材料が残っていたら、少しずつでも買って回収していけばいい。
少なくとも、大半の材料を持っている僕が、
材料の流通を制御することができるわけで、
有利にゲームを進められるはずだ。
だが……。
本当に、そんなことをしてもいいのだろうか?
まず、ゲーム序盤から、資金の大半を使い果たすことになる。
一度、材料買占めを実行してしまったら、もう後戻りはできない。
本来、使われるであろう、設備投資、工場拡張などの資金を
すべて犠牲にして、材料買占めを行うのだ。
来年になれば、また借金して、資金を得ることができるとはいえ、
設備投資という面において、大きく出遅れることになる。
こんなゲーム序盤から、こんな大勝負をしかけてもいいのだろうか……?
「えー、次は、飲茶さんの番です」
来た!自分の番だ!
どうする!どうする!
ここは、様子見か……?
こんな序盤から、そんな思い切った手を打たなくても……。
いや、だめだ!
この戦略は、後になればなるほど、不利になる。
ターンが進み、材料が買われていけば、材料の買占めが難しくなる。
やるなら……、今……!この序盤……!
こんな戦略を誰も想像していない、今しかない!
ぐずぐずしてたら機を逸する!!
やらなくてどうする?
勝つために……勝つために生きなくてどうする!?
行くんだ!ここは勝負だ!!
「飲茶さん?自分の行動を宣言してください」
「……材料を……買います」
「はい、いくつですか?」
「ぜんぶ」
「え?」
「あの材料置き場にある材料……全部ください!」
ざわ……ざわ……
奇手!
材料買占めによる
独占販売戦略
開始!
2007年04月10日 経営者育成セミナー参加日記(4)〜閃光〜 (注意)脚色してますが、本当に実話にもとづいて書いてます ――最大限の借金をしてしまった。 ――もう後戻りはできない。 「では、みなさん、資金も調達できましたので、 早速ゲームを開始しましょう。 まず、このゲームは、ターン制です。 私の左隣の人から、時計回りに、 経営者として何をするか宣言して行動していただき、 1周して、全員の行動が終わったら1ヶ月が終了です。 これを繰り返すことでゲームが進んでいきます。 さて、このゲームで、経営者ができる行動は、5種類です。 具体的には、 (1)『材料を買う』 (2)『商品を作る』 (3)『商品を売る』 (4)『イベントカードを引く』 (5)『投資を行う』 の5つです。 まぁ、それぞれについて、説明するよりも、まずは実際にやってみた 方が早いでしょう。 ゲームの基本的な流れを把握していただくため、 最初の3ターンは、私の言うとおりに、行動していただきます」 ●(1)『材料を買う』 「では、まず材料を2個買ってみてください。 そのためには、自分のターンが来たときに、 『材料を2個買います』とみんなに向かって宣言します。 はい、宣言したら、テーブルの中心をみてください。 四角いコマが大量に山積みになっていますよね。 あそこは材料置き場で、四角いコマが材料です。 あのコマを2個とってきて、目の前の材料倉庫に置いてください」 2007年03月28日
経営者育成セミナー参加日記(3)〜借金〜
「みなさんに、これから商品を作る材料を
買っていただくことになりますが、
残念ながら、今、みなさんは、無一文です。
したがって、まず最初に、
銀行からお金を借りていただきます。
つまり……借金です」
ざわ……ざわ……
最初から借金だって?
一瞬、面食らったが
でもよく考えてみると、なにも驚くことではない。
起業するときにかき集めたお金が、
会社の設立費や設備投資として消えてしまい、
運転資金は「借金」でまかなうというのはよくあることだ。
というか、自分の会社がそうだ。
もちろん、僕も会社勤めのサラリーマンの頃には、
「借金」というものに対して、過剰な拒否反応を持っていた。
金の貸し借りはしてはいけない。ましてや借金など
でも、実際に経営者になってみると
「借金」はそれほど特別なものではないということがわかった。
経営者にとって、借金など、金策の手段のひとつであり、
日常茶飯事のことなのだ。
金が尽きれば、会社は終わりである以上、
リスク(思わぬ出費)も含めて、金があるに越したことはない。
下手に躊躇して、借金しないで、切り抜けようとして、
肝心のときに、やっぱり金が足りず、大変な目にあったことも何度もある。
(そういうときは、親戚にお金の相談をするなど、とてもみじめ)
まわりは、まだざわついているようだが……、
どうやら実際に経営をしている人間は、ほんの少ししかいないようだ。
なるほど、こうして、冷静にまわりをみれば、
参加者のほとんどは、おそらく、どこかの企業の部長・役員クラス、
経営の勉強ということで、会社が受けさせた研修なのだろう。
借金の意味、重要さ、恐ろしさ……そういう実体験のない彼らなどに
地獄を経験した自分が負けるわけがない……絶対に勝つる。
などと考えていたら、
「ところで、借金するといっても、このゲームには破産はないので、
安心してくださいね」
突然、講師が、ニコニコしながら、そんなことを言い出した。
ええ!?そうなの!?
講師は、借金のシステムについて、さらにこう説明した。
「もちろん、現実の経営では、破産が存在しますが、
このゲームで破産を認めてしまうと、
資金が0になってしまい、残り時間をただ何もしないで、
ぼーっとほかの人のプレイをみて過ごすだけになってしまいます。
それでは、せっかくセミナーに参加した意味がありません。
そこで、毎年、―もちろんゲームの中の時間でのことですが―、
銀行から、追加で借金ができるようになっています。
もちろん、赤字はどんどん計上されて、増えていきますが……。
しかし、毎年、運転資金は補充できますので、
挽回のチャンスは常にあると言って良いでしょう」
なるほど、もし午前中で破産しちゃったら、
午後はずっと何もしないで眺めているだけになってしまう。
講師の「破産はない」という話はとても納得した。
だが、甘い話だけではなかった。
「もちろん、それでは、現実の経営と比べて
ゆるい設定となってしまいますので、このゲームでの借金の金利は、
……このような数字にさせていただきました」
ぐぐううううっっ!!
な、なんだこの金利は!?暴利だろ、これ!?
「どんな赤字会社でも、毎年、借金ができるのですから、
この金利は非常にリーズナブル、
……良心的金利となっております」
ざわ……ざわ……
詭弁だ。この金利の数字は、ようするに、プレッシャー。
さあ、他人の足をひっぱってでも、利益を出せ、
出さないと、借金地獄という底なし沼に、飲み込まれてしまうぞ、
という明確な脅し。
おそらく、講師が一番恐れるのは、
参加者全員が、たいした損も得もせず、動きのないまま、
ゲームが終わってしまうことだ。
でも、こんな高金利なら、参加者は、他者を蹴落としてでも、
必死に黒字を出していかざるを得ない。
こんな金利にしたのには、おそらく、そういう理由があるのだろう。
このゲームは、勝ち組と負け組が、はっきりとわかれることになる
そんな直感が走った。
「では、銀行からいくら借りるか、ひとりひとり申告してください」
講師の指示で、時計回りにひとりひとり、
銀行からいくらお金を借りるか申告していく。
これからどんなゲームが行われるかわからない、
借金すれば、その分、利息を返していかなくてはならない、
みな考えながら、限度額の10%〜30%ほどの、
無難な様子見の金額を提示していった。
そうだよな。最初から、いきなり大きな借金して、
もし、失敗したら、多額の負債になるし、
その後、利息を返すだけで精一杯という状況になるかもしれない。
しかも、現実の銀行と違って、とても高い金利……いわば暴利。
もし、足りなければ、また来年、追加で借りることもできるのだから、
まだゲームの内容が見えていない現時点では、
無理にたくさん借りる必要なんかない。
ここは、みんなと同じような金額で……。
そう考えていたところ、僕の隣の席の
一癖も二癖もありそうなおっさんが講師にこう述べた。
「限度まで」
ざわ……ざわ……
うぅ……!!
いきなり、ルール上の限度金額いっぱいの借金。
も、もしかして、こいつリピーターか……!?
だが、まてよ、こいつの判断は正しいかもしれない。
このゲームは、材料を買って、加工して、商品を作って売りさばく、
という一見シンプルなゲームだが、
おそらく最大の問題は、競争相手がいるということだ。
まだ明かされていないが、おそらく、設備投資をして、
他社よりも、有利な状況を作り出し、
競争に勝っていかないとならないのだろう。
だとすると、資金は多ければ多いほうがいい。
そうさ、現実の経営だってそうじゃないか。
借金はしない方がいい、借金は少ない方がいい、
そんなのはわかってる、でも、それは経営者の考えではない。
経営者にとって、金は寿命……、戦場で言うところの実弾だ。
それが尽きたら、何も打つ手がなくなる。
だから、むしろ、逆の発想……
借りられるだけ借りろ、だ。
どうせ、経営者なんて、コケたら、それで終わり。
1000万借りて、破産するも、
3000万借りて、破産するも同じこと。
たすかった……もう少しで見誤ることだった。
講師にむかって、僕はこう宣言した。
「飲茶です……限度まで」
(続く)
2007年03月26日
倒れました
無理しすぎて、カラダ壊しました……。orz
2007年03月21日
話の続き
を早く書きたいけど、仕事いそがしすぎです^^;
寝る暇もないです……。orz
2007年03月14日 経営者育成セミナー参加日記(2)〜遊戯〜 「これからみなさんに、経営戦略ゲームをしていただきます。 実際に、会社を経営していただき、市場の世界で、 凌ぎを削っていただきます……。 では、みなさん別室に移動してください」 突然、降ってわいた経営ゲーム。 連れられた部屋は、ちょっとしたホールになっていて、 真ん中に巨大な丸いテーブルが置かれていた。 講師は、そのテーブルの上に、巨大な日本地図を広げ、 そして、まだ意味のわからない模型のコマや 手札を並べはじめた。 経営戦略ゲーム……いったい、どんな内容なんだ。 僕の疑問をよそに、講師は、淡々とゲームの準備を進めていく。 「さて、準備ができました……。 では、みなさん、手近な席にお座りください」 僕たちは、大きなテーブルを、 ぐるっと取り囲んで座るような格好になった。 僕の目の前には、ゲームの説明書や、 色々なシートが入ったバインダーがおかれている。 「では、バインダーを開いて、 一枚目の紙を目の前に広げてください」 うう……、これは……。 2007年03月12日
経営者育成セミナー参加日記(1)
経営者になっても、何も世界は変わりませんでした。
今までの会社勤めのときと同じ。
毎日、夜遅くまで、仕事して、残業して、徹夜して。
そして気がついたら、1年が経っていて、
税理士が作った決算報告書を眺める。
「今年は、こんなに赤字なのか……orz」
「おお!今年は、黒字だぞ!ばんざーい!^▽^」
決算報告書をみても、思うことは、
単にプラスだと嬉しくて、マイナスだと悲しいぐらいのことで、
「来年は、もっとがんばって仕事をしよう!」と
決意を新たにするぐらいのことです。
とても、会社を経営をしているという実感はありません。
ようするに、
会社を設立し、一生懸命、仕事をして、
なんとか食べていくだけのお金は入ってくるようになったが、
それって、普通に会社に勤めていたときと同じ境遇なわけで、
経営者としては完全に行き詰っている、
という感じです。
経営者なんだから、もっと、こう戦略?みたいなものをもって、
会社を大きくするみたいな?的なことをやっていかないといけないと、
薄々は感じているのですが、
何をどうすればよいのかさっぱりわかりません。
そんな話を知人にしたら、
お薦めの「経営者育成セミナー」があるとのことで、
さっそく申し込んで、参加してみたのですが……、
完全に場違いでした!
参加者の平均年齢はとても高く、みんな
ちゃんとした会社の役員のような人たちばっかりで、
彼らに比べたら、全然お子様の自分は、完全に浮いてました。
なんとなく、引け目を感じて、一番後ろの席で、
講義をきいていたのですが……、
これがとても眠かったです。>_<
経営者にとって大切なのは……うんぬんかんぬん……
きっとたぶん、良いことを言っているんだろうけど、
ぜんぜん、頭に入ってきません。
「うわー、こんな講義を一日中、聞くのか〜。
半分以上、寝ちゃいそう〜>_<」
とか思っていたのですが……、
このセミナー、眠いのは最初だけでした。
講師の人が、突然、こう言いました。
「とはいえ、こうして、講義を聞いているだけで、
経営の何たるかがわかってもらえるとは、私たちは考えていません。
では、みなさんに経営のことを知ってもらうためにはどうすれば良いか?
その答えはシンプルです。
それは実際に、会社を何年間も経営してみることです。
講義を聞くよりも、本を読んで勉強するよりも、
実際に経営してみる、それが一番です。
これからみなさんに、ゲームをしていただきます。
もちろん、ただのゲームではありません。
経営戦略ゲームです」
ざわ……ざわ……
「え?ただ、座って、話を聞くだけじゃないの?」
僕は、経営ゲームと聞いて……すぐある予感が走った
このゲーム 運否天賦じゃない………………
…………おそらくは…………愚図が堕ちていく
勝つのは 智略に走り、他人を出し抜ける経営者……!
(続く)
2007年03月7日
経営会議
最近、色々な人から経営のアドバイスを頂いています。
やっぱり、がっつり儲けるには、人を増やさないことには
話にならないようです。
これから、人をバンバン雇って、
会社を大きくする方向で行こうと思います。
2007年03月6日
営業
今日も、日付が変わってからの深夜帰宅でした。
でも、今日は、とある会社の社長さんとあって話したところ、
いくらでも仕事があるので、仕事をくれるとのことでした。^^
ここは思い切って、人を大量に雇ってみようかな、
とかそんなこと考えてます。
2007年03月2日
明日は土曜ですが
明日も仕事です。>_<
2007年03月1日 3日続落 http://www.nikkei.co.jp/news/market/20070301m1ds0iss1601.html 昨日、すごい勢いで下がったので、朝の寄りで何か買おうかな〜、 とか思ったのですが、結局、今日も続落でしたね。(-150円) 時間が経ってから、大暴落しているチャートをみると、 「あのとき、買えばよかったな」とかいつも思うのだけど、 実際に大暴落の現場に立ち会うと、怖くて買えないんですよね。 「もしかして、この大暴落をきっかけに、 世界経済が破綻して、さらに株価が 急落しつづけるんじゃ……!!!」 どうしても、マイナスのイメージがぬぐえない飲茶でした。 「もしかして、今、優良銘柄がバーゲンセールになってます?」 そう思いつつも、思い切って買うことができない……。 何も考えずに、 「うおおお!!チャンーーーース!! 全力でいけええ!っうえwwwっうえwww」 とやれた昔が懐かしいです。 2007年02月28日 大暴落! わ!日経平均がすごいことになってる! 前日比:−515円 http://www.nikkei.co.jp/news/market/ もしかして、今、優良銘柄がバーゲンセールになってます? 2007年02月27日
経営者育成セミナー
経営者育成のセミナーに参加してきました。
かなり勉強になりました!
特に、一番の収穫は、自分が「どんなタイプの経営者なのか」
がはっきりしたことです。
しばらくは、この研修での出来事について
書いていきたいと思います。
2007年02月22日 ブログもやってみる はじめての株日記のブログ版をつくってみました。(^△^) これからは、ブログ版の方にも、同じ記事を投稿していきますので、 どちらでも好きな方をみてください(^△^) ところで、ブログだと、日記にコメントができるみたいなので、 「賃借対照表」って間違ってますよ!とか、 経営たるものそんな考えではいけませんよ!とか、 この株は絶対上がるから絶対買いだよ!とか 色々とご指摘・ご助言などいただければ幸いです。 あ、それと今度、経営者育成セミナーに行こうかなと思っています(^▽^) 行ったらレポートしますねー(^△^) 2007年02月21日
やばいくらい忙しいです。
朝から深夜まで仕事、仕事……。
でも、この仕事だって、
月100万くらいもらえる仕事だし、がんばらないと……。>_<
2007年02月17日
会社に入りたいと言う人がきて
なんていうか、もうひとり、社員が増えそうです。
僕のところのようなベンチャー企業は、
若い人の方が将来性もあるし、体力もあるし、
なによりお給料が安いので良いのですが、
今回、雇うことになったのは、
僕よりもかなり年上の方です。(^^;
でも、なんていうか、頼まれると断れないので……
とにかく、その人のために仕事を見つけてきます。
がんばります。
2007年02月14日
貸借対照表
すみません、先日、「賃借対照表」見ながら経営の勉強してます、
みたいなことを書きましたが、掲示板で、
「賃借(ちんしゃく)対照表」ではなく、
「貸借(たいしゃく)対照表」の間違いです
という指摘を頂きました……_| ̄|○
賃借(ちんしゃく):お金を払って物を借りること。
貸借(たいしゃく):貸すことと借りること。貸し借り。
つまり、「貸借(たいしゃく)対照表」とは、
「会社の貸し借りを示した表」ってことで、
「賃借(ちんしゃく)対照表」だと、
「会社が借りてるものリスト」になってしまいます。
すみません、以後、気をつけます!>_<
みなさんも、気をつけてくださいね。
2007年02月13日
賃借対照表
今、僕の手元に、自分の会社の「賃借対照表」があります。
賃借対照表は、簡単に言うと、
「今、会社にどれだけ資産(プラス)と負債(マイナス)があるか」
をあらわした表です。
今まで、この手の情報に、なんの興味もなかったのですが、
さすがに会社経営も3年目だし、
少しくらいは知っておこうということで、
自分の会社の「賃借対照表」を作ってもらいました。
この表……見ると、会社の現状がよくわかります……。
「うわああああああああああ!!!!!
負債(借金)が、すごいことなってる!!
全部足すと1500万くらい負債ある!!!
株取引のマイナスの比じゃないよ!!
どーーするの、これ!!」
「あ、でも、表を見ると、負債(借金)にも、
『すぐに返さないといけない負債(流動負債)』と、
『ゆっくり時間をかけて返せばよい負債(固定負債)』
があるんだ!」
「すぐに返さないといけない負債(流動負債)は……
うーー、こんなもんかー、
うん、これくらいの負債なら、当面はなんとか、たぶん!
逆に、ウチは、ゆっくり時間をかけて返せばよい負債(固定負債)
の方がめちゃくちゃあるってことか!」
「えーと、じゃあ、今、ウチはどれだけ資産があるんだろ」
「なるほど、資産の表のところも、
『すぐにお金にできる資産(流動資産)』と
『お金にするのに時間のかかる資産(固定資産)』
に分かれているんだね……。
おお!!なんだかんだいって、ウチって、
すぐに現金化できる資産(流動資産)が
1000万近くあるじゃん!あるじゃん!」
「で、で、で、資産と負債から、合計を出してみると………、
うーーーーん、やっぱりマイナスだあああぁ!」
(卒倒して後ろに倒れる飲茶)
もちろん今まで、株式取引で、
買いたい銘柄の企業の「賃借対照表」ぐらいは見たことが
あったのですが、こんなに真剣に見たことはありませんでした。
(というか、ピンと来てなかったです。
合計が、プラスか、マイナスかくらいしか、見てませんでした)
実際に、自分で、会社を作ってみて、「賃借対照表」を見てみると、
なんか、すごい面白いです。
そして、ドキドキしながらみれます。
(負債の項目を見ていると、息が浅くなって、呼吸が乱れてきます)
こうなると、
「じゃあ、流動資産(すぐにお金にできる資産)の
詳細な内訳はなんだろう!?
固定資産(お金にするのに時間かかる資産)って
何があるんだろう!?」
と興味を持ち出して、さらに詳しく知りたくなってきました。
「賃借対照表」をみて、こういう気持ちになれただけでも、
会社を作った意義はあるのだと思います。(^▽^)
たぶん
2007年02月07日
小さな本屋で
今日、ヨーカドーに、買い物に行ったときに、
せっかくなので、店内の本屋をのぞいて、
「自分の本が売ってないか」探してみました。
デパートの中の小さな本屋で、哲学コーナーなんかないので、
「まずないだろう」と思っていたら、
「おおおおおおおおおおおおおおお!!!」
なんと文芸書コーナーにありました!
小さな本屋に自分の本が並んでいるという光景は、
自分でもびっくりするぐらい感動的で、
ちょっと涙目になってしまいました。
一瞬、入り口の「売り上げランキングTOP10」
のところに持って行って、勝手にランキングINさせようと
思ったのですが、さすがにそれは厚かましいので、
ちょっとだけ見えやすいところに、
本の位置を変えて店を後にした小心者の飲茶でした。
2007年02月06日
また新しいビジネスに挑戦
今度は、オンラインショップに挑戦しようと思っています。(^▽^)
アメリカのショップの人と交渉して、
海外の珍しいレアアイテムを売ってもらい、
それを自社のネットショップに置こうと思っています。(^△^)
2月中にはオープンする予定です。
いっぱい、売れるといいなぁ〜。
一攫千金を目指してがんばります!(^△^)
2006年02月05日
今までの経緯
飲茶です。こんばんは。
勢いで株式会社を設立してから、もうすぐ2年になります。
日記再開ということで、今までの経緯をおさらいしてみると、
■仕事がキツイよ!もう会社辞めたい!
↓
■ああ、金が欲しい!
↓
■ボロ株だ!仕手株だ!
↓
■大暴落!
おわた、おわたよ!
完全におわたよ!(T△T)
↓
■自暴自棄になって、精神的に不安定になる
↓
■株取引の経験を活かして、株式会社を作ろう!
↓
■それから、2年が経ちました……
という感じです。
なんだかよくわかりませんが、なんとか2年持ちそうです。
2006年02月04日
・日記再開します
こんにちは、飲茶です。
会社の経営も落ち着いてきましたので、
「はじめての株日記」を再開しようと思います。
これからは、日記帳がわりに、
「日々の出来事」「自分の考え」「会社の経営状態」など
ざっくばらんに書いていきたいと思います。
なるべく毎日更新できるようにがんばります^^
2006年11月17日
・ベンチャー企業は休めない
風邪引きました……。
ベンチャー企業で辛いのは、
体調が悪くても、病気になっても、
「仕事を休めない」ことなんですよね……。
仕事は信用が大事なので、「納期を遅らせたり」
「品質を下げたり」とかは絶対できないので、
受けた仕事は、きちんとやり遂げないといけません>_<
もう「○○だからできないんですよ」と
「愚痴」とか「言い訳」とか言える相手(上司)もいませんし、
どんな最悪な状況になろうとも、やるべきことはひとつなんです。
すなわち…内臓を壊そうと入院しようと、
何が起ころうとも、いいから要するに……
期日までに仕事を納品すること……!
それ以外にありません……。>△<
「風邪ひきました。しばらく、休みます。
このままのスケジュールだと、
欠陥が残るものができてしまいます。
お願いです、納期遅らせてください」
とは言えないので、
結局のところ、「死んでもやれ」ってことなんですよね>_<
……耐えられるかなぁ。>_<
2006年11月15日
・月収280万(2)
うーん、起業して、自分でがんばって働くと、
けっこう儲かるものなんですね。
週に1回の打ち合わせに参加するだけで、
月80万とかもらえたりする仕事とか、
あるからなんかもうすごいです。>_<
普通に会社で働いていたときは、金銭の感覚が違います。(^^;
とにかく、今は、がんばって仕事をこなして、お金を貯めたいと思います。
結局、たくさんお金を持っている人が、そのお金を使って、
さらにお金を増やしていくんですよね。
なので、今は、必死にお金を貯める時期だと思っています。
次の「勝負」で、限界まで張れるように……。
2006年11月13日
・月収280万
ごめんなさい。最近、全然、株をやっていません。
もう、毎日が忙しくて、忙しくて。(T△T)
会社を辞める前よりも、忙しいです。(T△T)
でも、会社に勤めていたときほど、辛くありません。
色々な理由はありますが、単純にいって、
「働けば働くほど、大金が入ってくる!」
というのが大きいかもしれません。
今、飲茶は、月に280万円ほど、稼いでいます。
全部、自分の懐に入るわけではありませんが、
それでも、この金額が、
自分のモチベーションに与える影響は、計り知れません。
たとえば、
「月200万やるから、がんばって働いてね♪」
なんて言われたら、多少の辛い仕事でも耐えられますよね。
いま、そんな感じです。
でも、正直なところ、浮き沈みの激しいベンチャー企業なので、
いつ仕事がなくなるか、わかりません。
なので、今は、仕事して、仕事して、仕事して、
金、金、金、守銭奴のように金なのです。
あしたも仕事がんばるぞ!(T△T)
2006年10月30日
・断れません
仕事、仕事、しごと……。
もう、なんか、疲れ果てました……。orz
ベンチャー企業を興したばっかりの頃。
知り合いの企業や、関連する会社に営業活動しに行っても、
「へぇ〜、若いのに偉いね〜、じゃあ、今度何かあったら連絡するよ」
と言われたきりで、大抵は連絡なんてきませんでした。
こんな若造の、資本も、実績もない、
出来立ての会社に仕事なんかくれませんよね。
仕事のない毎日は、とても苦痛で不安でした。
どんどん減っていく資金、貯金を見るたびに、胸が締め付けられました。
仕事ほしぃ〜、なんか仕事ないですか〜、仕事したいよ〜。
でも、それから1年半……。
小さくても確実に仕事をこなしていくうちに、
少しずつ会社として信頼されはじめてきたように思います。
しかし、そうなると、今度は、以前営業活動したところから、
「がんばってるらしいですね♪この仕事やってみませんか?」
とオファーがドシドシくるようになりました。
仕事……断れません……。
あああああああああああああああああああああああ。
2006年10月27日
・忙しいのT_T
忙しすぎるよT_T
寝る暇もないぐらいT_T
最近、睡眠3〜4時間だよT_T
2006年10月10日
・祝!黒字!
みなさん、やりました!(^▽^)
わが社は、今年度、黒字になりそうです。
「現時点で、確実に入ってくるお金(売り上げ)」から、
「確実に出ていくお金(人権費など)」を差し引くと、
今年度は、プラスになることが確定しました。
起業して、2年目で黒字達成です!
ばんざーい!ばんざーい!(^▽^)
ただ、今年度、無理をしてでも黒字にするために……、
無理なスケジュールで仕事を入れてしまったので……、
朝早くから、遠地に出張して……、
気の抜けないお客さんの職場で、夜遅くまで残業して……、
家に着くのは、24時頃で……、
と、そんな生活です。
なんでしょうか。
そういう生活から抜け出したくて、会社を辞めたはずなのに、
「会社を黒字にする」という金銭的社会的な目標のために、
また馬車馬のように働いています。
会社が黒字なのは良いことのはずなのに、
なぜか、最近、気持ちが落ち込んでいます……。orz
ああ、明日もまた、早い……。(T_T)
2006年9月30日
・また借金
しばらく、体調不良で、更新していませんでした。
週明けから、再開していきたいと思います。
会社経営の方ですが、運転資金がなくなったので、
また、200万借金することにしました。
いろんな意味でふっきれました。
2006年9月14日
・書籍化
うーん、今週は忙しかったです。
とりあえず、サイトの書籍化の方ですが、こちらの作業はほぼ終わりました。
あとは、出版社さん任せです。
11月くらいには出版されると思います。(^^)
2006年9月7日
・お金貸してくれませんでした
また、これでがんがん、儲けるぞ!!
ちなみに、会社の資金がなくなったので、
また、公庫から借金をしようと相談したのですが、
「むずかしい」と言われました!!ぐはぁ〜!
2006年8月24日
・自分にあった『投資期間』を決めましょう
株を始めた頃、多くの人から
「自分にあった『投資期間』を決めましょう」
とアドバイスをされました。
「投資期間」とは、簡単に言うと、
「株を買ってから、どれくらいの期間を置いて売るか?」
ということです。
ちなみに、期間は、「短期、中期、長期」と分かれています。
@短期投資(数秒〜数日単位で売買)
A中期投資(数週間〜数ヶ月単位で売買)
B長期投資(数ヶ月〜数年単位で売買)
多くの人から「長期」と「中期」が進められました。
そして、「短期」はやめておけと言われました。
どうも「長期売買で儲けるのは比較的楽」だが、
「短期売買で儲けるのはとても難しい」ようです。
それはなぜか?
そもそも、「株で儲けた」ということは、
「未来に株価がどうなるか予測し、その予測が当たった」
ということです。
予測が当たれば儲かるし、予測が外れれば損をします。
ようするに、株とは、
「未来の株価を予測するゲーム」と考えても良いと思います。
しかし、その「株価の予測」は、「短期では極端に難しい」のだそうです。
たとえば「長期」であれば、きちんと会社の経営状態を分析すれば、
「上がる傾向にあるか」「下がる傾向にあるか」ぐらいは、
比較的予測しやすいのですが、
「明日株価が上がるか」「1時間後株価が上がるか」となったら、
もう予測は困難で、ほとんどギャンブルです。
一般的に、株式投資は、投資期間が、短期になればなるほど、
ギャンブル性が強くなり、サイコロを振って、「半か、丁か」で
勝ち負けを決めているのと変わりがなくなってきます。
なので、「株をやる」のなら、きちんと勉強をして、
「長期」かせめて「中期」で投資が行うのが、おススメです。(^^)
たとえば、ボクの友達は、長期で株を持っています。
彼は、「安定した定職についており、高給取り」です・
そして、「使っていない遊んでいる余剰資金があるので、
銀行に預けているだけだともったいないと考え、
潰れそうにない堅い企業の株を買っている」のだそうです。
ほとんど、何もしないで、
毎年に10%20%を確実に稼いできた彼は、
勝ち組ですね!(^^)
でも、はっきりいっておきます。
たとえ、「株が、長期で投資した方が有利だ」とわかっていても、
自分には、無理です!!
株は、短期!短気!単騎!
短期投資以外にありえません!!
「毎日、株を買ったり売ったりして、精神的に苦しみながら、
大量の手数料を払い続け、しかも、損失を増やし続けてきたボク」は、
その人間性において、
短期投資以外にありえません!
コンスタントに1%づつでも、勝ちに勝ちを重ねて、
どんどん複利で資金を増やしていき、
手早く大金を手に入れたいと願い、その姿を夢想しては、
モニターの前でエキサイトしている人間には、
短期投資以外にありえません!
株価が気になって仕事が手につかず、
お客さんと打ち合わせ中でも、
隠れて携帯で株価をチェックしているような人間には、
短期投資以外にありえません!
ボクだって、ボクだって、できれば、長期で株を持ちたい!
でも、でも、無理なんです!
長期で株を持てる人は、余裕があるから持てるのです。
経済的にも、精神的にも、人間的にも。
それらが全部無い人間は……
現実に絶望して、株で人生を変えようと、切羽詰った人間は……
長期で、同じ銘柄を持ち続けるなんて……
そもそも耐えられない耐えられないのです……_| ̄|○
そして、それに耐えられないような意志の弱い人間だからこそ、
市場のカモとなり、負け続けて、本当に全てを失っていくのです。
株を始めたら、まず、自分の性格や忍耐力や欲望と向き合ってください。
そして、
「自分にあった『投資期間』を決めましょう」
でも、僕は、
具体的な戦略があるわけでもなく、
「ただ耐えられないから」「早く儲けたいから」
というダメな理由で短期投資を選ぶ、
そんなあなたの人間性が大好きです!
2006年8月10日
・金の亡者
ああ……それにしても……
金がほしい……!
結局のところ、自分は「株をやろう!」と考えるまで、
「金」というものがよくわかっていませんでした。
「株をやろう!」と決起するまでの自分にとって、
「金」とは「欲しいモノを買うための貨幣」にすぎなかったのです。
金があれば、大きな車が買える。
金があれば、高級料理が食べられる。
金があれば、高価な服が着れる。
金があれば、もう少しいいところに住める。
そんな程度の認識でした。
でもでも、この便利な世の中、
心身を削ってまで「それほど欲しいモノ」なんて
そうそうないですよね。(あっても大抵お金で買えないものだったりする)
たとえば、デパートに連れてかれて、
「なんでも好きモノを1個買ってあげるよ」と
言われても、嬉しい反面、「これだ!」というモノがなかなか思い浮かばず、
途方にくれてしまう人の方が多いのではないでしょうか?
同様に、僕も「めちゃくちゃ強く欲しいモノ」なんてなかったので、
子供の頃から、
「べつにー、お金なんて、そんなにいらないよねー。
そこそこあれば十分でしょ(^^)
大人って、なんであんなにお金を欲しがるのだろうね。
いや、欲しくないわけじゃないけど、
何もそこまでねー(笑)」
と考えていました。
でもでも、自分が大人になって、
社会人として苦労してお金を稼ぐようになったとき、
「金」とは「欲しいモノを買うための貨幣」なんて軽いものではなく、
「自分の時間そのもの」なんだってことに気づいたのです。
だって、僕が、会社でやっていることって、つまるところ、
「自分の自由な時間」を削って、それを「お金に交換している」
ってことなんです。
そりゃあ、時間が無限にあれば良いです。
僕も、学生時代は、「暇」でした。
「時間なんか、まだまだたくさんある」と思い込んでいたから、
バイトとかで「自分の時間を犠牲にしてお金に交換すること」に、
なんの疑問も持っていませんでしたし、(あ〜めんどくせ〜程度)
ファイナルファンタジーとかのゲームで、
100時間以上かけて全てのジョブを最高ランクまで育てても、
「無駄な時間をすごした」とか一切思いませんでした。
(むしろ、やり遂げた〜)
それが、社会人になって、毎日、毎日、忙しくて、休みも無くて、
1年2年が、あっという間に過ぎ去っていくようになり、
「時間は無限ではなく、有限であり、
しかも、どうやら残り時間は
思ったより残り少ないらしい」
と感じ始めたとき、
「自分の残り少ない有限な時間」
と交換している「お金」って、
実は、とんでもなく、貴重なものなのではないかと思えてきたのです。
だから、預金通帳に並んでいる数字は、
単にモノと交換するための貨幣ではなく、
「自分が今まで費やしてきた時間の結晶」なのです。
じゃあ、この貴重な金をどうするか?
将来のために、確保するか?
それとも、なんか高価な贅沢品でも買って、
ぱぁ〜っと使うか?
いやいや、違うだろ!
この貴重な金を、今度は武器とし、
自分の人生を劇的に変えるための
きっかけにするんだ!
という感じで、株をはじめた僕からすれば、
そんな資金が溶けていくというのは……もう……
まさに身を削るほどの地獄の苦しみであり、
それゆえに、
うわああああ!下がったよ!!
売り〜!損切り〜!!
ええ!?あがったよ!!
悔しい!!買いだ!買い!
ええ!?買った瞬間に下がった!?
うわーー!売りーー!!
とかそんな感じになるのです。
この気持ち、少しでも、わかってくれるでしょうか。
2006年8月8日
・雑誌取材
月刊誌の取材依頼が、またきました。
うーんうーん、とてもありがたいのですが、(取材費とか)
今週は、実家に帰る予定なので、今回は見送りさせてもらいました。
残念です。(T_T)
2006年8月7日
・勝てるわけがないのに
そう、だから、ようするに!
金……金……金なんだよ!(@△@)
というわけで、なんとか人生を変えるきっかけをつかもうと、
株をはじめたわけですが……、
もちろん、見るも無残な結果になりました。
でも、こんなふうに、
現実の生活に絶望して――
なんとか変えようとあがいて――
株にたどり着いた――
って人たちは、いっぱいいるんじゃないでしょうか?
実際、サイトを始めて、こんなメールがたくさんきました。
「俺も〜○○万損した(T△T)」
「アタシも○○万損しました〜(T△T)」
「自分と同じです。応援しています!(T△T)」
彼らはその後どうなったのでしょうか?(T△T)
自分も含めて、こういう人たちって、株式相場からみたら、
良いカモなんでしょうね。
「今の現状が、辛いから、
ちょっと株やって、お金儲けしたい(^△^)」
と思って入ってきた素人なんかが、
「株のことを知りつくして、
朝から晩まで株の情報を集めているプロたち」
に勝てるわけがないのです!
そういうプロたちが、シノギを削って、
生き馬の目を抜くのが株式相場なのです!
たとえ、1回や2回、
マグレで勝てることがあっても、
長期でみれば、
絶対に資金が搾り取られていくのです!
だから、素人が、株で大儲けなんて、
ハナから無理な話なのです!
そんなこと冷静に考えれば、
小学生にだってわかる理屈です!!
でも!でも!
こんなメールもくるのです!!
「朝、10分ほど、●●の情報をチェックして、
買うだけで、だいたい勝てますよ。
いや、もちろん、負けることもありますが(笑)
でも、去年だけで、2000万は儲けたかなぁ〜〜」
「もう、ここ最近、馬鹿勝ちで、もういいやって感じw
ていうか、この上げ相場で負ける方が無理っしょ!w」
「明日、上がっても下がっても、どちらでも良いのですが……」
うわぁああああああああああ!!
その方法おしえてください〜!
お願いします〜!
だから、株はやめられないのです。
2006年8月4日
・最初はお金ではなく時間が欲しかった
別に、お金が欲しかったわけじゃなくて、
ようするに、時間が欲しかったのです。
毎日、毎日、深夜まで残業していて、土日もない、
そんな生活が入社してからずっと続き、
「自分の人生って何だろう」って悩み始めた頃、
ひさびさの休みに、ふらっと図書館に行ったら、
そこには「読んだ事のない本」がずら〜っと並んでいて、
ふとこんなことを思いました。
「ああ、世の中には、
こんなにも面白そうな知識や物語があるのに、
自分は、結局、それを知らないまま、
一生を終えるんだろうなぁ」
そう思うと、急に、居ても立ってもいられなくなりました。
ほんと、社会人になる前までは、ミスチルの唄のように、
生まれたての僕らの前には 果てしない未来があって
それを信じてれば何も恐れずに いられた
という状態だったのですが、社会人になって、
「忙しくて、疲れて、退屈で、意識が淀んでいくような日々」が、
ものすごい速さで過ぎ去っていくのを実感すると、
やばい、やばい、
このままじゃ、やばい!
と感じるようになり、
それで、悩んで悩んで、さんざん考えに考え抜いたのですが、
なにをどう考えても、結局、出てくる結論は、ひとつだけでした。
そう、だから、ようするに!
金・・・金・・・金なんだよ!
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