包茎について                                          足立東部病院インデックスページ

 

包茎とは:勃起している時、していない時に関係なく,包皮が亀頭部にかぶっている状態。

仮性包茎:手で包皮を陰茎の根元側にたぐれば容易に亀頭が露出できる。

真性包茎:常に亀頭が包皮で被われている。包皮をめくることができない。

包皮輪狭窄:出せる事は出せるけど包皮の作る出口部分が狭くて、亀頭露出に抵抗があったり痛みを伴う場合。

嵌頓(カントン)包茎:真性包茎や包皮輪狭窄が強い仮性包茎で、何かのはずみで亀頭が完全に出てしまって戻せなくなり

強い痛みを生じ、包皮のいつもは亀頭に接している面(内板)はめくれて血行が悪くなり腫れた状態になる事。

手術絶対適応:真性包茎,包皮輪狭窄が強い仮性包茎,嵌頓包茎。

手術相対適応:仮性包茎で常に包皮がかぶり、亀頭部の清潔を保ちにくい場合。

理由:包皮と亀頭の間が充分に洗えずに垢が貯まり不潔になり、亀頭包皮炎やコンジローマ、陰茎癌などの病気の原因になります。

またウィルス感染を通してパートナーの子宮頚部癌の発生にも真性包茎が関係する可能性があります。

尖圭コンジローマなどで広範にコンジローマがある場合は仮性包茎でも包茎の手術を行う事があります。

健康保険上,真性包茎の場合は保険による手術が可能ですが,他の場合は認められていません。

陰茎各部の名称

 

 

 

冠状溝;亀頭のすぐ手前にある浅い溝状の部分。

包皮小帯(小体);陰茎腹側中央で亀頭部から包皮に伸びるスジ状の部分です。

振子部;ペニスの亀頭部より体に近い棒状の部分です。

亀頭部;ペニス先端の亀の頭のような形をした部分です。

外 板;亀頭を包む皮膚を包皮と言いますが,外界に接する面を外板と言います.

内 板;包皮の亀頭に接する面を内板と言います

包皮輪;包皮が内板から外板に移行する折り返しで、尿の出口を作っている部分です.

 #1 包茎なし  勃起している時もしていない時も常に亀頭部が完全に剥き出しになっている状態

 

        

 

#2 仮性包茎 普段は下図の状態でも、包皮を反転すれば上図の状態にできる。              

 

#3 真性包茎  包皮を反転しようとしても下図の状態で亀頭部が顔を見せない.

                      

#4 包皮輪狭窄(仮性包茎のひとつ)  亀頭部を完全に剥き出しに出来ても下図のように振子部に狭い包皮輪の為にクビレが出来る状態。

     

 

嵌頓(かんとん)包茎   嵌頓とは,“はまり込んで抜けなくなる”と言う意味です.嵌頓包茎とは,亀頭が狭い包皮輪の外側に嵌屯して元に戻らなくなった状態です。下図のように包皮が腫れ、痛みを伴い、放置すると亀頭が血行不良となります。

 

 

 

 

             包茎手術等に関して               足立東部病院インデックスページ

 

真性包茎;保険適応にて手術を行います。手術方法は通常1.の方法で実施。    

仮性包茎;自費診療となります。手術料、診察料、薬等全て含んで10万円です。

     手術方法は通常2.の方法で実施。

包茎の種類と手術

1.  真性包茎手でむこうとしても、全くむくことができない包茎を言います。その中でもかんとん包茎といって、狭い包皮で亀頭が締め付けられる場合は、緊急手術の対象となります。

2.  仮性包茎手でむけば簡単にむける包茎です。ほとんどの人はこのタイプに属します。基本的に手術の必要はありません。

 手術は、真性包茎は絶対的適応があります。仮性包茎は、希望によって行うこととなり自費診療となります。

手術の方法。

1. 背面切開+環状切開:包皮の上面を縦に切って亀頭を露出させ、余分な包皮は切り取ってしまいます。もっとも一般的に行われている方法で確実に過不足無く包皮を切除できます。

包皮輪狭窄の解除などでは良く行われる術式です。

  図

 

2. 陰茎根武環状切除:陰茎の根っこ近くで余った包皮を切除する方法でもっとも傷跡が目立ちません。しかし、包皮が狭く簡単に手でむけないタイプには適応がありません。

  図

       

真正包茎は健康保険の対象となりますが、仮性包茎は自費となります。自費の場合には、手術料と外来の費用も含めて10万円程度となります。

 

手術の後遺症・合併症

#  術後の通院

日帰り手術の場合:翌日、1週間目、3週間目頃に受診。

抜糸は原則的には必要ありません。体の中で解ける糸を使っているので10日目くらいから糸はほどけて取れてきます.3週間程でほぼすべて糸は取れてしまいます.

 

術後の痛み

手術に伴う痛みは通常34日で軽いものになり,勃起した場合の痛みも1週間以内にほとんどなくなります.術後に鎮痛剤を処方しますので服用すればかなり軽減されます。

 

術後の腫れ

包茎手術の後に腫れるのは,普通に起こり2週目くらいがピークになりますが、一カ月以内程度でこの腫れは引いてきます。

包茎手術後の状態は少なくとも3カ月以上経たないと評価出来ません.

 

傷跡について

多くの場合,数年たてば手術の後が目立つと言うような事はなくなって来ます。しかし、稀に,いわゆるケロイド体質と言う傷が残りやすい体質の人がいて,そのような人では,どんなに丁寧に手術を行っても、傷が目立って残る事があります。

 

 

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