2004 STV-59Blonde(10Limited)
遂に「VanZandtの聖地」企画により、究極のVintageレプリカモデルが登場しました。もともとVanZandtのVintageレプリカは、F社のような表面上のパーツやコマーシャルに頼る物ではなく、Vintageファンが拘る部分に徹底的に拘りと手間隙を惜しまず作成され、オーラを放っていましたが、今回の物は正に究極です!レプリカの検体提供/監修は、Vintage Stratの第一人者であるH氏、材のセレクト/削り/組込はビルダー界の伝説的重鎮N氏という正にDream Guitarです。ボディー/ネックともN氏により、音質重視で特別にハンドセレクトされたものを使用し、ディテールもH氏の59Blondeから細部までハンドシェービングにて完璧に復刻。もちろん、電気系パーツもNOSのポットやコンデンサーを採用し、ピックアップもスペシャルなものを搭載しているそうです。また、拘りは本体だけに限らず、ハードケースもこのモデルのためだけに、Vintageのレプリカを特別に作成して用意しているようです。


VanZandtの聖地にプロトタイプが試奏用に入荷したとのことなので、早速、行ってきました。(2004/07/11)






パーフェクトレプリカ、STV−59の仕様は下記の通りです。


・検体提供/監修:1959 Stratcaster Blonde (by WareHouse 波多野氏)
・ボディー:ハンドセレクテッド1Pアッシュ(by PGM 乳井氏)
・ネックハンドセレクテッドハードロックメイプルonハカランダ(by PGM 乳井氏)
・ピックアップ:とにかく出音まで同じにするという目的でVanZandtのPUをカスタムリワウンドしたこのモデルのためだけの専用のPU。
・ポット:スタックポール社製のN.O.S.
・コンデンサー:50’s N.O.S.セラミックコンデンサー
・ピックガード/ノブ:Vintageの質感に拘った物を特別にセレクト。
・フィニッシュ:オールラッカー、カラーは波多野氏所有のNearMintのブロンドを再現。(Mintといってもトップラッカーは焼けた色を再現しています)
・ハードケース:今回のレプリカ用に特別にVintageスペックの物を製作。









〔外観上のインプレッション〕
Vintageっぽいオーラに拘って製作しているのでヘッドの面取りからネック裏のなだらかなカーブはかなり雰囲気が出ています。
また今回の検体となった59はボディーサイドの面取りが手作業で角をとっただけのような特徴あるものだったそうで、独特の雰囲気が出ています。
ネックの感じは、VanZandtの場合、レギュラーでもかなり目の詰まった堅そうな材を使っているのですが、
今回の物は特にセレクトしただけあって、更に堅いです。
重さは一番重い物で3.3Kg位?でVanZandtの平均くらいの重さでした。今回試奏したものはプロトタイプなので実際にデリバリーされる
製品は更にVintageっぽいオーラを放つ予定だそうです。

  
荒く角を落としただけのようなボディーエッジ。     コンターも深く味があります。             このなだらかな感じがたまらないです。




〔出音のインプレッション〕※出音に関してはいつも通りご自身で確かめて下さいね。
ピックアップはこのモデル専用にリワウンドした物ということですが、一言でいうとレギュラーのVanZandtよりF社チックというか、出力を押さえて暴れ感も控えめです。
ただニュアンスは付けやすいし、なんと言っても
Fullertoneのような甘い感じの出音が特徴的です。
ちなみにF社の「Vintageスタイルを作らせたら右に出るものはいない」といわれている某マスタービルダーのUSEDのストラト(ピックアップはAIおばあちゃん巻き)と比較しましたが、
今回のSTV-59プロトの方が
バランスが良いし、何より弾き手のニュアンスの出しやすさがかなり違うと感じました。




 
専用ブラウンケース。                   Vintage風専用タグ。




〔付属品のインプレッション〕

1.ハードケース
今回特別にハードケースもVintageレプリカを作成したとのことですが、かなり雰囲気が再現されています。

最近のハードケースとVintageの相違点は、
@大きさ:長さも厚みもVintageの方が
短いし薄いです。実際に比べてみるとかなり違うことがわかります。
A角のR:Vintageは
滑らかな曲線が出ています。特にツイードケースでは違いを顕著に感じます。
B実用性:Vintageはベニアにトーレックスを張っただけのような感じで
強度は弱すぎます。

以上の点を踏まえた上で、現在入手できる素材/強度等、ケース
会社が製品として出せる限界に挑戦したのが、今回のレプリカブラウンケースだそうです。




2.専用タグ/認定書
50’sを意識した専用タグとあわせて、今回このモデルの検体提供/監修を行った波多野氏と材のセレクト/製作を担当した乳井氏の直筆サイン入り認定書が付属するようです。
日本ギター界の
重鎮お二人の直筆サインというだけで、かなりプレミア性を感じるのは私だけでしょうか?(自爆・・・)





拘りまくって製作されているだけに、製品版は期待特大です!あとは抽選に洩れないことを祈るのみです・・・・










抽選結果が出て、結果は皆さん悲喜交々だと思いますが、「VanZandtの聖地」にて製品版を見てきました。(2004/08/01)


既にオーナーは全て決まっているので部分的な画像のみです。私がプロトと違っていると感じた点を載せておきます。




1.ボディーカラー/コンター

 

ボディーカラーは、よりシースルー度合いが強くなっています。やはりこの方がブロンドの雰囲気が良いですね。
コンターもより手削りの大胆な感じが増しています。ボディー表面のRは大きいのに裏側はかなりエッジの立ったコンターです。





2.ネックシェイプ/ロゴ

  

ネックのヘッドシェイプは正にVintage!ロゴもこのモデル専用の旧ロゴでゴールドです。特にネック裏のヘッドとの境目あたりのヌルッとした感じが最高です。
ネック材には何とフレックが出ているものまでありました。好き嫌いがあるかもしれませんが、特に堅い材に良く見られるようです。




3.ピックガード/コントロールノブ

 

ピックガードもかなり薄く、画像ではわかりにくいかもしれませんがミントグリーンです。
コントロールノブも数字が小さいタイプのものに変わっていました。






全体的な印象として製品版のほうがVintageの質感がかなり上がっています。
運良く抽選に当たった全国VanZandtFreakの皆様、しばらく弾いてみたレポート等お待ちしていますのでよろしくお願いします。