iPod Memo

「未サポート環境でiPodを使う」として,FireWire付きのMacがないにもかかわらずiPodを買ってしまって,色々悪戦苦闘した記録から始まり,覚え書きとして色々書きためたものである

注:結局後でFireWire付きMac(PowerBook G4(DVI))購入しました


Since 24, Dec.,2001

iPod&Fresh Music

最初に買った携帯MP3プレーヤー「Fresh Music」(左)以来,4台目となるiPodを買った.下にあるのはメイン機のPowerBook G3/333(通称Lombard)であるが,当然これはFireWire端子がないので,iPodを繋げない.

RATOC REX-CFW3H

そこで買ったのが,RATOCのFireWire PCカード「REX-CFW3H」である.(つうか,ヨドバシにはこれしか置いてなかったのだな.そもそもiPodだって貯まったポイントで買ったんだし)
そしてこれをPowerBook G3/333に差すと,PCカード自体は認識するものの,iPodは転送状態にならない.がびょーん.どうもFireWireからの給電が行われないと転送もできない様子である.このPCカードにはACアダプタを差す端子があり,そこからFireWire機器に給電するのであるが,そのACアダプタはヨドバシには在庫がなく,前述のWebには「Apple iPod Ready ※ケーブル給電には別売りのACアダプタが必要です」ってあったために,転送だけなら無くても大丈夫だろうと思って買ったが,甘かった.紛らわしい書き方するなよなぁ>RATOC

FireWire Charge Cable

そこで拵えたのがこのケーブル.何かっつうと,iPod付属のACアダプタの12V 1A出力をPCカードに供給しようとするケーブルである.

FireWire Connector

FireWireコネクターの12V端子は,左図の白い矢印である.これと同軸型プラグの中心を結線し,プラグの周囲とFireWireコネクターの周囲を結線する.

Full System

そしてやっとPowerBook G3/333でiPodを使えるようになった状態である.配線だらけになってしまうのはいたしかたあるまい.

Screen

iPodへの転送はMacOS 9.2.1以上が必要となっているが,私の環境では一応9.1でも動作している.たまに差しても認識しないことがあるくらい.9.2.1にすると,PowerBook G3/333ではスリープからの復帰に失敗して再起動を余儀なくされるという現象が頻発する(9.2.2でも同じ)ので,OSのバージョンを上げたくても上げられないのであった.


26,Dec.,2001:追記

こちらのページを見たら,iPodを強制的にIEEE1394モードにする方法が紹介されていた.
「menuボタンと再生ボタンを押し続けてリセットし」「林檎マークが現れたらすかさずボタンから手を離して,前の曲ボタンと次の曲ボタンを同時に押し続け」るとIEEE1394モードになる.実際にこの状態にして接続できることを確認した(iPod 1.0.2).
このモードから抜けるには,menuボタンと再生ボタンを押し続けてリセットする.


11,Jan.,2002:追記

iPod Software Updater 1.0.4でアップデートしても、上記の機能は有効であった。
気が付いた改良点といえば、iTunes以外のエンコーダーで作成された一部のMP3ファイルで、再生時にプチプチとノイズが発生していたのだが、その問題が解消されていた。つうても1030曲あるうちで上記の現象が出ていたのは2曲だけだから、それほどの大問題ではなかったのだが。


10,Aug.,2002:追記

そして,NYのExpoで発表された新しいiPodを発作的に注文していたのが本日届いた.今回買ったのは10GBのモデル.外観的には初代5GBモデルと較べ「数字の差(1mm強)以上に薄く感じる」以外はそれほど差は感じられない.その他に気づいた(で,一般のレビューでは出てこない)点を挙げると;

  • 4Pin IEEE1394で動作するWindows向けモデルも登場したので「もしや」と思ったら,案の定,私の環境では上のような電源供給をしなくても,そのまま差すだけでIEEE1394モードになる.
  • LCDバックライトが「フワッ」という感じで消える.
  • 革の手袋をした状態でもホイールは反応する.この点がアウトだと初代5GB機を冬用にせねばと思っていたので一安心.
  • 使い勝手の点は,機能が増えた分メニュー階層に変更があったものの,特に違和感はなし.以前はトップの階層に「曲」という項目があったが,1000曲も入っているとスクロールするだけでも容易じゃないので使ったことがなかった.それで「ブラウザ」という項目に変更されて階層は深くなったものの,むしろ曲の探しやすさは向上したと思う.
    目玉の一つ,ベルトクリップ付きキャリングケースは両脇が伸縮性の素材で作られているので,初代5GB機でも問題なく使える.
    そうそう,もう一つの目玉機能であるリモコンは全く動かんぞ.ありとあらゆるモードに切り替えて試してみても全然動作しない.とりあえずリモコンはなくても困らないので修理は盆休み明けだが,iPodを二台買って二台とも初期不良(初代5GB機は電源が全く入らなかった)ってのはマトモな製品とは言えない.


    18,Aug.,2002:追記

    iPod Update 1.2が公開されたので,早速初代5GB機に入れたら,リモコンは使えるようになるわ新10GBの時計やカレンダーといった機能はもちろん,上記のページのような裏技を使わなくてもIEEE1394モードになる機能まで使えるようになるので「10GB機を買わなくてもよかったかなぁ」とふと思ってしまった.
    しかし10GB機では相変わらずリモコンが使えないので調べてみたら,Tech Info Libraryで「カチッというまで差す」と出ているので,「こんなに力一杯押し込んじゃって壊れるんじゃなかろうか」と心配になるくらいの力で押し込んだら使用可能になった.初代5GB機ではそんなに力を入れなくてもスッと入ったので,修理に出さなくて良くなったとは言え,何となく釈然としない.個体差かしら.

    iPod 1st.5GB & New 10GB

    左が初代5GB機.右が新10GB機.つってもこの画像だと全然差が出ない.

    iPod 1st.5GB & New 10GB

    これならわかる.同様に左が初代5GB機.右が新10GB機.

    iPod 5GB Model

    初代5GB機にiPod Update 1.2をインストールするとごらんの通り,時計機能も使えるようになる.

    Headphones

    初代5GB機では純正イヤホンを使わずじまいだったが,10GB機では改良されたとのことなので袋から出してみた(上右).愛用しているB&O A8(下左)とまではいかないがSONY MDR-EX70(上中)くらいの音はと期待したのだが,あまりの音の悪さにびっくり.バサバサでしかも平板な印象.PanasonicのMDレコーダーのおまけ(上左)にも劣るので,こりゃぁ実用に耐えんとまた袋に戻した.もっとも,Panasonicのヘッドホンカセットステレオのおまけのクリップ型(右下)よりはマシだけど,あれだけ高い(音楽を聴くだけの携帯機器としてはかなり高い部類に入るであろう)のだからもっとマシなのをつけて欲しかった...が,高額な部品を使ってあの値段に押さえているからしょぼくなるのも仕方ないのかも.
    白いA8が附属したiPod Special Editionなんてのが出たら欲しいかも(<まだ買う気かよ).


    21,Aug.,2002:追記

    私は,曲を聴いている間に次に聴く曲を選んでおいて,聴いている曲が終わると「menu」「選択」ですかさず先ほど選択しておいた曲にジャンプするという方法を多用するのだが,初代5GB機の1.0.4までは問題なかったのに,1.1だと選択しておいた曲の次の曲へジャンプしてしまうという現象が頻発したので,1.0.4にダウングレードしていた.
    そして現在最新は1.2.1.1よりはマシになったが,それでも時々この現象が発生する.新10GB機でも同様.1.2ではそれでもメリットの方が上回っているのでダウングレードはしない予定である.
    その新10GB機のブラウズ機能を使っていて気が付いた点.アーチストで選ぶ時にABC順でソートされているところを,「The」が付く名前のアーチストではTheを無視してソートしている(私の例では『Barry Manilow』『The Beach Boys』『The Beatles』『Berlin』という順で並んでいる)のでとても便利.iTunes2では対応していない機能だけどiTunes3では対応しているのかしらん?


    15,Sep.,2002:追記

    長いことPowerBook G3/333(通称Lombard)を使っていたが,結局PowerBook G4/667(DVI)を買ってしまって,現在はそちらをメインにしている.それなものでここの内容は少々古くなってしまった.最新のiPodでは上記のような悪戦苦闘する必要もなくなっちゃったし.
    そのPowerBookG4/667(DVI)であるが,iPodが出た当初「MacをスリープさせるとFireWireへの給電が止まるので,iPodを充電するにはつけっぱなしにしておかなければならない」ような話をどこかで聞いたのだが,このPowerBookG4で試したところ,確かにバッテリー駆動時はスリープするとFireWireへの給電が止まるが,ACアダプタ駆動時は,スリープしている間でもFireWireへ給電されているのでiPodへの充電ができる.これはすばらしい.
    一つ難点があって,その状態だと,PowerBookのスリープを解除する毎にiTunesが起動しiPodとの同期を始めるので鬱陶しい点.それが面倒で結局またiPodの充電はACアダプタで行うスタイルに戻ってしまった.
    もひとつ.PowerBookG4導入に伴い,MacOS X 10.2も別パーテーションに入れた.ご存じの通り10.2では標準だとiTunes3が入る.それに対しOS9用はiTunes2止まり.この二つで初期設定ファイルを共有(具体的に言うと『書類』『iTunes』の『iTunes Music Library (2)』ファイルのエイリアスを作り,『Users』『ユーザー名』『Music』『iTunes』へ『iTunes 3 Music Library』という名前で入れる)してみた.
    結果的には大惨敗.iTunes3用の設定ファイルになるとiTunes2では使用できない,どころか正常に起動すらしなくなる.さすがに真っ青になって,なるべく新しいiTunes2用初期設定のバックアップを探し回り,何とか復旧させた.総登録曲数が2000曲を越えて,プレイリストも50を越えているとなると,初期設定がすっとぶだけで復旧が容易じゃなくなる.
    「バックアップはまめにとる」「試行する場合は必ずバックアップをとる」という鉄則を忘れてつい実行してしまったので大変なことになってしまったといういい例であった.


    3, Oct.,2002:追記

    iPod Software Update 1.2.1(9,X)が公開された.それで出勤前にもかかわらずアップデートした.
    今回の変更点は「バッテリアイコンが充電済みの状態を正しく表示するようになりました」だけとのことだが,言われてみれば新10GB機で,充電完了直後にもかかわらずバッテリーの残量表示が4コマ中3コマしか表示されていないことが多々あった.初代5GB機(1.2にアップ)だとこの現象は出なかったから個体差(笑)かもと思っていた.初代5GB機ではバッテリーの残量表示が4コマ中3コマ表示されているからと安心して持ち出すとその直後に電池切れでマークが出て使えなくなる現象が1.2でも相変わらず起きているのでそれは困っている.
    また1.2では「ブラウズメニューから再生したい曲を呼び出したところで放置してスリープ状態にする」「時間が経ってスリープした後,おもむろに再生ボタンを押すと,先ほど呼び出した曲でなく,全然違う曲(曲名をアルファベット順にソートした場合の先頭の曲)の再生が始まる」「えっと思って『menu』ボタンで戻ると,『アルバム』『アーチスト』の各画面はどれも真っ白」という現象に悩んだ(ほぼ100%再現可能)が,この問題は解決していた.
    1.1から引き続いて発生している,曲を選択して再生を開始すると次の曲から再生してしまう現象(シングルなどで一曲しかない場合だとそのまま終了してしまったりする)も,さしあたって出ていない.こちらは再現性がないので検証しようがないからしばらく様子を見る必要がある.
    また1.2では初代5GB機,新10GB機共に,スリープしたらそれっきりとか,再生を止めて別の曲を選択後再生するとフリーズするとかで強制リセットを余儀なくされることが何度かあった.これもしばらく様子を見ないと解決したかどうかは判断できないが,ぜひ解決してもらいたい.強制リセットすると日付と時間もリセットされてしまうので合わせ直すのが面倒なのだ.
    そういえば1.0.4の頃(当然初代5GB機)で再生中にノイズが乗るのでリセットしたら治ったということもあったな.あれはいったい何だったんだろう.


    17, Oct.,2002:追記

    iPod Software Update 1.2.1(9,X)にアップデートしたその後である.
    「ブラウズメニューから再生したい曲を呼び出したところで放置してスリープ状態にする」「時間が経ってスリープした後,おもむろに再生ボタンを押すと,先ほど呼び出した曲でなく,全然違う曲(曲名をアルファベット順にソートした場合の先頭の曲)の再生が始まる」「えっと思って『menu』ボタンで戻ると,『アルバム』『アーチスト』の各画面はどれも真っ白」という現象は,やはり時々でる.100%出るわけではないが,完全に解決したわけではなさそう.
    1.1から引き続いて発生している,曲を選択して再生を開始すると次の曲から再生してしまう現象(シングルなどで一曲しかない場合だとそのまま終了してしまったりする)も,やはり時々出る.頻度は1.2の頃より減ったような気がするが.
    それから初代5GB機では,再生中の曲が終わる数秒前に一時停止ボタンを押すとそのままフリーズしてしまう.これは1.2でも経験したが再現ができなかった.これで100%再現できる自信がついた(時計がリセットされてしまうのであまりやりたくない).ちなみに新10GB機では発生しない.


    13, Mar.,2003:追記

    最近はiPodのソフトウェア・アップデートもないので,新しいネタがなく,それにもまして特筆すべきトラブルもなく,平々凡々たるiPod生活を送っている.
    曲を選択して再生を開始すると次の曲から再生してしまう現象は,パターンがわかってきた.選曲してすぐポケットに滑り込ませると次の曲へジャンプしてしまうが,選択した曲の再生が始まるまでじっと待っているときちんと再生できる.これは再生開始時の衝撃の有無と関係があるのではないかと思われる.
    それで調べたところ,iPodで使っている東芝 MK2003GAL/MK1003GAL(PDF)というHDDのレポートを見つけて,それには;

    >更に,HDDに加わった衝撃を感知してライト動作を瞬時に
    >停止させるためのショックセンサを,ヘッドに近い機構内部
    >に配置することによって,衝撃を感知する精度を高めている。
    
    という説明があった.ご存知の通りiPodは再生開始時にMP3のデータをHDDから一気に読み込んで,バッファメモリに読み込まれたデータから再生する(本当はもっと複雑な動作をしているのであろうが)ので,再生時にショックが加わって曲データの読み込みに失敗すると,次の曲へスキップしてしまうのではないか...と予想される.


    08, May.,2003:追記

    iPod 2.0と共にiTunes4iPod Software Update 1.3が公開されたので,手持ちの10GB機をアップデートしてしばらく使ってみた.
    一番の利点は待機時の電力消費量の低減で,それまでは3日も使わないでいると残量表示が1/4くらい減ってしまっていたが,アップデート後は変化がない.それ以外は良くも悪くもない.何かの拍子で次の曲へジャンプしてしまう状況も相変わらず.
    また,持ち運びに便利ではなかろうかと,巻き取り式IEEE1394ケーブルを買ってみたら,iPodとPowerBookG4/667(DVI)の組み合わせでは,充電はできるもののマウントできない.iPod自体が付属ケーブル以外での動作を保証していないとは言え,期待外れであった.


    03, Sep.,2003:追記

    iPod (with Dock Connector)を結局入手し,入手後の顛末をTechnical Diaryに書いた.このページの更新は今日でおしまいとし,以後のiPod関連トピックはTechnical Diaryに書くこととする.


    おしまい

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