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ライフサイクル・アセスメント(LCA)

 

ライフサイクル・アセスメント(LCA)とは

 "ライフサイクル・アセスメント"とは製品やサービスの生産から廃棄までの物質収支評価を指します。

 Life Cycle Assessmentの頭文字をとって、"LCA"と表されます。

 この評価方法の原則はJIS規格化されています。

 その評価範囲は目的によって異なり、評価自体も多様性をもっています。

 特に、地球温暖化対策を評価する方法として活用されています。

 温暖化対策の場合は、温室効果ガスの排出原単位を基礎データとして用います。

 エネルギー収支やエネルギー品質を評価する場合は、エネルギー原単位を用います。

 用途によって、評価する項目を限定したりして簡素化した評価の場合もあります。

 日本では、1990年代から農業の分野で温室効果ガス排出量に研究がなされ、

 京都議定書の決定以後は様々な分野で研究や実評価がなされるようになりました。

 評価手順としては、製品やサービスの生産から廃棄までの工程表をつくり、

 それぞれの工程をインベント分析をおこない、積算し、評価します。

 評価の精度は、行程表の内容とインベント分析に用いた原単位に影響を受けます。

 温室効果ガス排出量に関しては、実測値を用いる場合もあります。

 

 つまり、ライフサイクル・アセスメント(LCA)は、使用する目的をまず明確にして、

 その目的を達成できるように評価することが重要となります。

 

 フィールドテクノロジー研究室はこのライフサイクル・アセスメント(LCA)評価を業務として引き受けます。

 

カーボン・オフセットとは

 ライフサイクル・アセスメント(LCA)評価を温室効果ガス排出量削減のためのに活用した場合は、

 その結果からどのような方法でどの程度温室効果ガスの排出量を削減できるか考えられます。

 この排出量を全部または一部を何らかの方法によって削減する行為を"カーボン・オフセット"と言います。

 (a)商業、不動産、サービス業
   主な温室効果ガスの排出は、冷暖房や照明に使用する電力と燃料となります。
   電力使用量が大部分の場合は、省エネ器機に交換するか、電力器機の使用を抑制する方策を検討します。
   案を作り、案の内容でライフサイクル・アセスメント(LCA)評価をおこない、
   その案を実行すれば、評価値分を温室効果ガス排出量を削減できたことになります。
   これが自力によるカーボン・オフセットとなります。
   冷暖房を燃料に依存する場合は、燃料を再生可能燃料に変更することや、
   冷暖房温度を調整することで、温室効果ガスの排出を抑制できます。
   電力・燃料を削減出来ない場合は、温室効果ガスの排出権を購入することでも、
   カーボン・オフセットができます。
 (b)農業
   畑、水田、施設園芸などの食品などの生産においては、
   農業機械で使用する燃料と作物を生長させる大切な肥料が、温室効果ガスの排出源となります。
   堆肥の施肥などにより、一定期間炭素を固定することも、カーボン・オフセットとなります。
   畑・水田においては施肥肥料の削減が大きな効果を持ちます。
   作物においては、収穫後の装置による乾燥を必要とするものは、
   この場合は、電力や燃料の削減や天日乾燥などの活用がカーボン・オフセット方法となります。
   施設園芸の場合は、多様なオフセット方法が考えられます。
 (c)水産業
   水産業は船の燃料が大きな温室効果ガスの排出源となります。
   また、冷蔵庫や冷凍庫やトロ箱中に魚を保存する氷の製造に使用する電力
   魚を入れるトロ箱も石油を原料とした製品です。
   排出源が多様ですので、カーボン・オフセット方法もいろいろと考えられます。
 (d)畜産業
   飼料の生産やその輸送に使われる燃料、畜舎の冷暖房の電力・燃料、
   ふん尿の処理により発生するメタンと亜酸化窒素など、
   他の産業と大きく異なった温室効果ガス排出源がありますので、
   カーボン・オフセットの方法の多様性はありますが、
   その基データとなるライフサイクル・アセスメント(LCA)評価が難しい産業でもあります。
 (e)林業
   林業は植林によりカーボン・オフセットができる産業です。
   林業による温室効果ガスの排出源は、伐採から製材工場への輸送に使用する燃料、
   木材の乾燥に使用する燃料などがあります。
   乾燥に使用する燃料として木材を使用することによって、乾燥工程はオフセットが容易です。
   オフセット産業としての側面もあります。

 (f)運送業
   トラックやフェリーなどの船舶の燃料や冷凍庫・冷蔵庫の電気、
   倉庫の照明や倉庫内で使用するクレーンの電気などが主な排出源となります。
   カーボン・オフセットをこれらの電力・燃料の削減でおこなえれば、
   コスト低減も同時にできますが、その対応には難しいことも多いかと思います。
   荷主の理解と寛容がオフセットには必要となると思えます。
 (g)製造業
   製造業はそれぞれの製造商品によって様々な温室効果排出源がありますので、
   オフセット方法も多様に考えられ、設定できると思えます。

 

フィールドテクノロジー研究室としてのライフサイクル・アセスメント(LCA)の業務 

 ・ライフサイクル・アセスメント(LCA)評価の受託

 ・カーボン・オフセット方法の提案
   それぞれの案件に応じた低コストでできるオフセットを検討します。

 ・カーボン・フットプリントの試算
   製造商品やサービスにおける温室効果ガス排出量を明示する上での基礎資料の作成。

 ・エネルギー収支比(EPR)の試算
   製品、サービスにおける投入エネルギーと産出エネルギーを試算します。

 ・温室効果ガス排出やその評価に関する相談
   相談料金 一件 5,000円(2時間)  

 などをおこなっています。

 本業務は、地球温暖化について地球規模で最初に開催されたリオ環境サミットに関わった当社代表の思いを

 次世代に伝えることと、新たな産業の創造へ寄与することを目的に

 石炭産業を経験し、バイオマスを専門とする担当者の経験を活かして対応いたします。

 

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