フィールドテクノロジー研究室ホームページへようこそ (2008.9.16開設)
"非食用作物"とは食用ではなく、生活で使用される素材や
生活に潤い与える素材を得るための原料となる栽培植物を指します。
繊維の原料となるワタや花卉などが世界で広く栽培され、非食用作物の代表といえます。
現在の北海道では、花や香りを楽しみ、香料の原料となるラベンダーがその代表でもあります。
50年前の北海道では、繊維原料として亜麻が非食用作物として生産されていました。
また、環境教育用途や紙の非樹木原料としてケナフなどもあります。
化石燃料の石油を原料とした化学繊維をワタや亜麻などの繊維作物に置き換えることにより、
製造方法に化石エネルギーを使わないように繊維に加工することにより、
地球温暖化防止に多少とも貢献できると思えます。
繊維を染める染料のアイやベニバナなども非食用作物といえます。
香料などの香りは生活に潤いや精神的な豊かさを与える素材となります。
ラベンダーなどのハーブ類から製造されるものと、
石油や天然ガスを原料として合成したもの、
微生物の代謝を利用して合成したものなどがあります。
アロマテラピーや化粧品の素材として欠かせない油脂も、植物から得ることができます。
北海道では栽培実績はありませんが、メドフォームオイルなどがこの分野の植物です。
植物が太陽のエネルギーを受けて光合成により地上の二酸化炭素を吸収し、
それにより植物中でいろいろな有機化合物を合成し生長します。
この植物素材を使用するとその成分から発生する二酸化炭素はまた植物が吸収してしまうため、
製造時および輸送に化石燃料を使用しなければ、地上の二酸化炭素絶対量を増加させません。
このような循環系を"カーボンニュートラル"と称します。
非食用作物を原料とした素材の使用は二酸化炭素排出量を削減する利点があります。
樹木から製造される非食用作物もたくさんありますが、
ここでは、畑で栽培できる花卉以外の非食用作物の用途を中心に列記します。
(1)繊維
(a) 亜麻
東欧で広く栽培されています。得られる繊維は"リネン"と呼ばれています。
北海道では50年前、繊維の原料として広範囲に栽培されていました。
コットンボールの中には種子があり、この種子から得られる油が綿実油です。
(b) ワタ
世界で広く栽培されています。
北海道では繊維の原料となるコットンボールをは露地栽で形成させること難しいです。
コットンボールの中には種子があり、この種子から得られる油が綿実油です。
(c) 大麻
"麻"と呼ばれる繊維の原料です。
日本では、法律により栽培が規制されている作物ですが、
北見市でその栽培がこれからなされるようです。
北海道は気候的に栽培適地です。
(2) 香料・香り
(a) ラベンダー
北海道では広く栽培され、香料を含めドライフラワーとして香りを提供する製品が製造されています。
ラベンダーの栽培されている畑は北海道富良野においては
その景観性のすばらしさから観光資源としても機能しています。
(b) ハッカ
北見市での栽培歴史があり、天然香料として見直されてきています。
ハッカからの香料製造工場は観光素材としても機能しています。
(c) ハーブ類
ミント類やマロー類などはハーブティーとしても栽培されていますが、
香りを得られる北海道でも栽培可能なハーブは多種あります。
ハーブウォーターやエッセンシャルオイルとして香りを商品化できます。
(3) 染料
(a) アイ
藍染めの原料となる作物です。藍染めは広く行われています。
札幌市北区あいの里では地名の由来となっており、
アイの栽培と藍染めを組み合わせて地域文化として伝承がおこなわれています。
(b) ベニバナ
ベニバナも日本では伝統的な染め原料である。
山形県が栽培特産地域であるが、札幌市南区でも栽培の取り組みがなされた。
花びらが染料部位となるが、種子はベニバナ油の原料部位となる。
(4) 紙
(a) ケナフ
非樹木系の紙原料で、環境教育に用いられている作物です。
北海道では種子の形成が難しいので雑草化しにくい特性があります。
(5) アロマテラピー・化粧品
(a) メドフォーム
植物を原料とした油脂で化粧品基質成分として用いられています。
(b) セントジョーンズワート
ベニバナオイル、ダイズオイル、オリーブオイルに花部を浸漬して得られる
アロマテラピー用キャリアオイルです。
札幌市中央区盤渓でも露地栽培しています。
(c) トウゴマ
ヒマシ油の原料植物です。戦争中は、戦闘機の潤滑油の原料として北海道でも栽培されていました。
ブラジルでは、バイオディーゼル燃料の原料としても栽培されていました。
(6) その他
塗料、インク、接着剤などの原料となる植物を列記します。 (a) 亜麻
油絵や塗料用の油として亜麻仁油の名称で使用されています。
(b) ナタネ
機械工作における潤滑油として使用されています。
(c) ダイズ
印刷用インクとして商品化がなされています。
(d) コメ・ジャガイモ
接着剤の原料となります。
非食用作物は、国内生産はほとんどおこなわれていません。
労賃が安い海外からの輸入がほとんどです。
農薬の使用のトレサビリティーが明確でないことによる安全性の不安や
遠隔地からの輸送による燃料マイレージが大きくなることによる温暖化への影響などを考えると、
未利用の開発済み用地(耕作放棄地、未利用工業用地)などで国内栽培することにより、
安全性の確保、輸送距離の短縮、新規地域産業の創設に非食用作物の栽培は役に立ちます。
非食用作物は栽培実績が少なく、指定農薬も定められておらず、
栽培開始にはその栽培地に合った栽培法を開発しなければなりません。
また、連作障害を起こす作物もありますから、輪作体系も確立しなければなりません。
非食用作物の栽培から加工物の製造までのワークショップをご希望に合わせて開催します。
ご希望の非食用植物と加工物をご指定いただければ、
ご相談により、ワークショップの内容を決定します。
場所:札幌市中央区盤渓201-4 有限会社フィールドテクノロジー研究室
料金:先着5名様は、1名様1,000円(税込)。
その後は、1名様10,000円(税込)。
例(1):亜麻栽培からリネン繊維製造ワークショップ
例(2):亜麻栽培から工芸亜麻仁油製造ワークショップ
例(3):月見草栽培からアロマテラピー用キャリアオイルの製造ワークショップ
例(4):セントジョーズワート栽培からアロマテラピー用キャリアオイルの製造ワークショップ
例(5):ハーブ類栽培からハーブウォーターの製造ワークショップ
例(6):ケナフ栽培からケナフ紙の製造ワークショップ
例(7):ヒマワリ栽培からヒマワリ紙の製造ワークショップ
例(8):非食用作物栽培から生分解プラスチックの製造ワークショップ
その他、ご提案いただければ非食用植物栽培から加工品の製造のワークショップを検討します。
・地域に適した非食用作物および用途の調査
・札幌における非食用作物栽培試験の受託
亜麻、月見草などのアロマテラピー用油糧系作物で栽培試験受託経験あり。
・非食用作物と製造方法および商品化プラニング
などをおこなっています。
郵便番号 064-0945
住所 札幌市中央区盤渓201-4
会社 有限会社フィールドテクノロジー研究室
eーmail bankeiwine@k5.dion.ne.jp
URL http://www.h5.dion.ne.jp/~winery/main.htm
非食用作物担当:金木
tel & fax 011-618-0522

交通機関は、さっぽろ地下鉄東西線円山公園駅バスターミナルから
ばんけい観光バスに乗車し、14分後、森学舎(しんがくしゃ)・峠のワイナリー前下車、戻り方向へ徒歩1分です。
さっぽろ地下鉄東西線発寒南駅、南北線真駒内駅からは
ばんけい観光バスに乗車し、
ばんけいスキー場下車、宮の森方向へ徒歩12分です。