入門向山実践の楽しい授業/学級通信「アチャラ」No60/1982.9.10/向山氏38歳/調布大塚小4の2/国語パズル



     子ども熱中!向山実践「国語パズル」


1.準備物 
  なし

2.指導のポイント
 ☆ 準備物は何もありません。
 ☆ 短時間でできて、しかも勉強のできる子も苦手な子も熱中して取り組むことができます。
 ☆ 3年生以上でしたらどの学年でも追試可能です。

3.私の実践(5年生で実施)
 向山先生は「アチャラ」No60でこの実践を「私は授業の中でよく扱う」と書いています。
 私も毎年、黄金の三日間にこの実践を行います。
 短時間で実践でき、勉強のできる子もできない子も毎回必ず盛り上がります。

4.実践

1    と黒板に書く。   

2 この中にたくさんの漢字が隠れています。
  例えば木ですね。(例を示し、板書する。)
  ※色を変えて図に直接書くと効果的。

3 他にどんな漢字がありますか。ノートにたくさん書きなさい。
  ※期間巡視をしながら褒める。
  「おっ!○○さんは4つ書けてる。」
  「凄いなぁ!□さんはもう7つだ!!」


3 そそのかす。
  子ども達の手が止まってきた頃を見計らって次のように言う。
  「三つ書けたら1年生レベル。」
  「六つ書けたら2年生レベル。」
  「七つ書けたら3年生レベル。」
   ・・・「今何年生レベル?」
  このように子どもをそそのかす。追い込むことで、子どもの真剣さが増していく。

4 何個書けたか確認する。
  何個、書けたかを挙手で確認する。
  
  ※ここにこの実践のポイントが3つある。
  @長い時間子どもを待たない。
    待つとテンポが崩れるのだ。ええ?もうそんなに書けたの?と子どもが思うくらい速くに切り上げてしまうく   らいがちょうど良いのだ。
    私は5年生に実践して、5分ぐらいで切り上げた。

  A8つ書けた一人だけを前に出して書かせる。
    8つ以上書けた子がいても、八つ書いた子に板書させる。
    20以上書いた子に板書させると間延びしてしまううえ、他の子の活躍の機会を奪ってしまう。
    一人に書かせることで、板書のテンポが速くなる。
    また、一人が書いているからみんな真剣に見る。これが大人数だと集中力に欠けてしまうのだ。

  B書いた漢字を一つずつ確認する。
    自分の書いた漢字があるかどうか子ども達に集中させる。
    また、確認していくうちに、「ああ!なるほど!」という発見があり、徐々に漢字の探し方が分かってくる。

5 「さらに三つ書ける人?」と問う。
  何人か手を上げる。
  ※そのうち一名を指名し、同じように板書させる。
    必ず一名だけに書かせることがポイントだ。書けなかった子はじらされている。
    そのじらしが授業に熱気を加えていくことになる。

6 「さらに三つ書ける人?」と追い込む。
  ※ポイントは「さらに三つ」という指示だ。
   子ども達はどんどん漢字を見つけていく。しかし、「さらに三つ」がちょうどいいハードルなのだ。
   できそうで、できない。それが、さらに挑戦心をかき立てていく。


7 そして「さらに三つ。」と刺激していく。
  ※三つでないときは、簡単に二つに落とすのではなく、
   「これで終わりですか?」と子どもをそそのかしていく。


8 書ける子がいなければ「さらに二つならかかる人。」というようにレベルを落としていく。
  見つけた総数が問題ではない。さらに二つ見つければいいのだ。子ども達は必死で見つける。
  いつも控えめな子も活躍する場面もでてくる。
  
9 クラスが熱中する。
  私のクラスでは、時間がきても「ええ!もうちょっと!」という声がどっと上がった。
  そして、授業が終わっても「先生、これは?」と漢字を見つけにくる子がたくさんいた。
  宿題でやってきた子もいる。
  

子ども達からでた漢字(5年生:10分間の授業で)
  1.口   2.十   3.刀   4.一   5.王   6.土  7.二   8.三   9.田  10.日 
 11.干  12.米  13.上  14.区  15.水  16.木 17.水  18.平  19.上  20.水  
 21.木  22.大  23.九  24.工  25.下  26.火 27.丁  28.山  29.氷  30.玉  
 31.不  32.〆  33.才  34.小  35.川  36.囚 37.因  38.五  39.六  40.七
 41.八  42.困   


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