Gallery本館:Origami(創作連鶴)



        さて、このギャラリー本館では折り紙、特に『創作連鶴』を展示させていただきます。

        折り紙の中でもっともポピュラーな作品といえば、多くの方が『折鶴』を思い浮かべるのではないでしょうか。

        もはや考案者が誰であるのか、はっきりわからないほど昔からあるものです。

        その『折鶴』の発展系の一つに、一枚の紙に切込みを入れて複数の鶴を折る『連鶴』というものが

        あります。

        これを考案したのは、魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)という二百年程前のお坊さんだそうです。

        以来、現在にいたるまで様々な『連鶴』が考え出されてきました。

        かくいう自分も恥ずかしながら、いくつか『連鶴』を考案してみました。

        展示してある作品を見て、一つでも面白いと思っていただけたら幸いです。





HISHI12 《菱鶴十二連》 

HISHI24 《菱鶴二十四連》

HISHI42 《菱鶴四十二連》


        《菱鶴》シリーズ

        一般的に折鶴というものは正方形の紙で折られるものという既成概念がありますが、

        実際には折鶴は正方形でなくても、極端な話、正三角形の紙からでさえも、折ることは可能です。

        ただ、元の紙の形が正方形から遠ざかれば遠ざかるほど、

        出来上がる折鶴はいびつなものになります。

        その中で菱形は、対角線が直角に交わり、対辺がすべて等しいという正方形に似た性格を持つので、

        菱形で折鶴を折ると、比較的ゆがみの少ない作品が出来るのです。

        ここで、正三角形二つを組み合わせた菱形から作った折鶴を特に《菱鶴》と名付けることにします。

        正三角形二つの組み合わせですから、《菱鶴》三羽で、正六角形を構成します。

        正六角形は正方形に比べ見た目が円に近いですから、《菱鶴》による連鶴は普通のそれよりも、

        円を表現することが可能となり、それは数が増えれば増えるほど顕著です。





KOUHAKU16 《紅白折り十六連》


        《紅白折り》

        一見赤と白、格子状に染め抜いた紙によって折られたごく普通の連鶴に見えますが、

        実は『折り返し』という技法を用いて折られた連鶴です。

        元々は表が赤、裏が白の普通の折り紙を使っています。

        『折り返し』を用いた連鶴は、元の紙の色によらず、すべて《紅白折り》の連鶴ということにします。





OYAKO7 《親子鶴七連》

        《親子鶴》

        上手い呼び名が思いつかなかったのでとりあえずこう呼ぶことにします。

        雛鳥が親鳥に戯れている情景をあらわしたつもりです。





UNIT24 《ユニット連鶴二十四連》

        《ユニット連鶴》

        通常の連鶴は一枚の紙に切込みを入れることによって作られます。

        二枚以上の紙の端を糊付けして作られる場合もあるようですが、

        それはあくまで大きな紙を手に入れることが出来なかった場合の非常手段だと考えられます。

        この《ユニット連鶴》は、最初から複数枚の紙を使って作ることを前提にした作品です。

        その特徴として、

        1.複数枚の紙を使うことにより、様々な色のグラデュエーションを楽しむことが出来る。

        2.通常の連鶴と違い修復が可能である。

        3.共同作品として制作しやすい。

        4.理論上、どこまでも巨大な作品が出来る。

        などがあります。

        逆に難点を挙げれば、制作が非常に手間がかかると言ったことでしょうか・・・。





AJISAI8 《紫陽花折り八連》

        《紫陽花折り》

        八羽の鶴たちが、一つの紫陽花の花弁を表しているように見えなくもないと思いこう名付けました。

        折り紙は想像力が不可欠なのです。

        元々は一枚の正方形の紙を使って折っているのですが、

        どのように切込みを入れたかわかりますか?





        ギャラリー別館にて連鶴の作り方の、ごく簡単なアドバイスをしています。

        よければそちらもご覧ください。

        作品をご覧になられた上でのご感想、ご意見は随時募集していますので、

        そちらのほうもよろしくお願いします。



        作品No.A−1《菱鶴十二連》 

        作品No.A−2《菱鶴二十四連》 

        作品No.A−3《菱鶴四十二連》 

        作品No.B−1《紅白折り十六連》

        作品No.C−1《親子鶴七連》(仮)

        作品No.D−1《ユニット連鶴二十四連》

        作品No.E−1《紫陽花折り八連》





        *ここで紹介する作品、および画像の著作権はすべて当HPの管理人である自分にあります。

        作品はすべて自分の考案したオリジナルではありますが、

        特に第一考案者であるかどうかなどの確認はやっていません。

        その点をご容赦、ご考慮ください。



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